篠原涼子 一人の男を追い続け破滅する女性演じる 主演舞台「見知らぬ女の手紙」で新境地

2024年09月06日 05:00

芸能

篠原涼子 一人の男を追い続け破滅する女性演じる 主演舞台「見知らぬ女の手紙」で新境地
舞台「見知らぬ女の手紙」に出演する篠原涼子と首藤康之 Photo By 提供写真
 女優の篠原涼子(51)が、異常な愛に溺れて破滅する女性を演じる。舞台「見知らぬ女の手紙」(東京・紀伊國屋ホール、12月25~28日)で主演。「愛に溺れる女性の強さを大切に演じなきゃ」と意気込んでいる。
 シュテファン・ツバイクの短編小説が原作。ピアニストの男性を13歳から一方的に愛し続ける女性(篠原)が、その半生を手紙で送りつけ、そのストーカーともいえる執着ぶりと事実が明かされるという内容。偶然のなりゆきで男性と関係を持ち、ひっそりと育ててきた子供が死んでしまうなど愛が招いた悲劇がテーマとなる。

 これまで日本テレビ「anego」(05年)やフジテレビ系「アンフェア」(06年)など、自立した頼れる女性を演じることが多かった篠原。今作ではそれと真逆の女性像で篠原にとっては新境地になりそうだ。「恋愛した時の相手への強い思いへの共感と、同時に私はこんな行動は取れないとも思う。そんな強い女性を演じることに喜びを感じます」と気を引き締めた。

 演出は映画「GO」などで知られる行定勲監督(56)が担当。篠原とのタッグは初めてで「数十年前に篠原さんと映画で企画を考えていたが着地できなかった。今回、舞台という役者の生の存在感を伝えられる機会でご縁ができたことに感謝」と語った。

 篠原といえばさまざまな作品で主演を務め、歌手としても昨年にライブツアーをするなど活躍。私生活では2005年に市村正親(75)と結婚し2児の母となった。市村とは21年に離婚し、私生活でも大きな変化を経験している。そんな中、行定監督は「篠原さんが役者としてのキャリアに加え、人としても多くの経験を積み重ねる中で今回の役を演じていただけるのがベストな状況」と力を込めた。篠原の相手役はバレエダンサーで俳優の首藤康之(52)が演じる。(吉澤 塁)

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