うつ病公表のサカナクション山口一郎 現状について吐露「スマホのボイスメモの中へ輪郭がないこの不安を」
2024年09月06日 10:41
芸能
5人組ロックバンド「サカナクション」のボーカル・山口一郎（43）が6日、自身のインスタグラムを更新。自身の抱える不安についてつづった。
山口は22年5月に「帯状疱疹」と診断されたことを報告。同7月には極度の倦怠（けんたい）感や疲労状態などの不調が続いていたとして同月いっぱいの休養を発表し、バンドの全国ツアーをキャンセルした。
その後SNSを再開してラジオなどにも復帰。昨年10月からソロツアーを行い、そのファイナルとなった今年の1月のステージで、自身がうつ病であると公表。4月からサカナクションとして2年ぶりとなるアリーナツアーを開催していた。
山口は「小さい頃、親父がシャボン玉の中にタバコの煙を吹き込んで、煙玉を作ってくれた。輪郭がない煙に明確な境目を生み出したそれに、当時僕は手品を見た後のように驚いて笑った」と若かりしころの思い出を回想。「今自分の中に漂っている煙のような不安には輪郭がない。ただ漂っていて濃淡しかない。それは思春期の頃のように、すぐに晴れたり曇ったりするような事もない。ただ邪魔なだけ。邪魔で邪魔で仕方がない」とつづった。
続けて「部屋の窓越しに見えるテラスの植物達は、植木屋によって綺麗に整えられ、ソファのファブリックにしがみついていた糸屑も、コロコロで刈り取られまっさらだ。手垢でベタベタなヤイリのアコースティックギター。あとは、スマホのボイスメモの中へ輪郭がないこの不安を閉じ込めるだけだ」と現状の思いを記した。
その後SNSを再開してラジオなどにも復帰。昨年10月からソロツアーを行い、そのファイナルとなった今年の1月のステージで、自身がうつ病であると公表。4月からサカナクションとして2年ぶりとなるアリーナツアーを開催していた。
山口は「小さい頃、親父がシャボン玉の中にタバコの煙を吹き込んで、煙玉を作ってくれた。輪郭がない煙に明確な境目を生み出したそれに、当時僕は手品を見た後のように驚いて笑った」と若かりしころの思い出を回想。「今自分の中に漂っている煙のような不安には輪郭がない。ただ漂っていて濃淡しかない。それは思春期の頃のように、すぐに晴れたり曇ったりするような事もない。ただ邪魔なだけ。邪魔で邪魔で仕方がない」とつづった。
続けて「部屋の窓越しに見えるテラスの植物達は、植木屋によって綺麗に整えられ、ソファのファブリックにしがみついていた糸屑も、コロコロで刈り取られまっさらだ。手垢でベタベタなヤイリのアコースティックギター。あとは、スマホのボイスメモの中へ輪郭がないこの不安を閉じ込めるだけだ」と現状の思いを記した。
