大林素子 5000試合以上見てきた中で1番手に汗握った試合 春高で感動を超えた“伝説の決勝戦”
2024年10月17日 21:19
芸能
5000試合以上見てきた中で「やっぱり原点は春高です」と、選んだのは五輪やプロの試合ではなく、まさかの春高バレーだった。その理由として「日本代表とか、未来のオリンピアンの登竜門。そこでスターが生まれ育つのが春高バレー」と、スターの誕生が目撃できるとした。
そして、大林の「人生で1番手に汗握った試合」は「2014年春高バレー女子の決勝」と、東九州龍谷―九州文化学園の一戦とした。この決勝について「高校生だよね?また?また?っていうぐらい。こんな試合になるの!って予想できない戦いでしたね」と度肝を抜かされたことを振り返った。
九州対決となった決勝は東九州龍谷が2セット連続で奪い王手をかけた。しかし、追い込まれた九州文化学園が2セットを連続で奪い返す驚異の粘りで逆王手。セットカウント2-2となったファイナルセットでは15点先取で両校譲らず14-14のデュース。そこから23-23まで一進一退の攻防が続いたが、最後は九州文化学園が25-23の大逆転で激闘を制して優勝を飾った。
この“伝説の決勝戦”で解説も務めていた大林は「終わった後、しばらく立ち上がれない的な…“うわー”っていう衝撃で。“凄かった”とか“感動した”とか、そんなものではなくて。2度と戻らない青春でもあり、それが学生スポーツは全てなんですけど、私はバレーをやっていたので春高というのが、それの全てだった」と語った。