サッカーU―23代表にエール 僕が見たかった青空・青木宙帆インタビュー完全版【(3)・完】

2024年06月11日 11:00

サッカー

サッカーU―23代表にエール 僕が見たかった青空・青木宙帆インタビュー完全版【(3)・完】
パリ五輪に臨むU23サッカー日本代表にエールを送る僕が見たかった青空の青木宙帆(撮影・松永 柊斗) Photo By スポニチ
【(2)から続く】
 ――「推し」の選手はいますか?
 「選手個人というよりは、チームの雰囲気がすごく好きです。でも、決勝の山田楓喜選手の得点は、見ていてめっちゃ気持ち良かったです。代表というカテゴリーになると、どこの選手だからというのはあんまり関係なくて、チームとして好きという感情が強くなっちゃいますね。私が20歳になったというのもあって、10代の頃はU―20などもカテゴリーとしてはあるんですけど、やっぱり自分が20歳になると、より近いなという感覚は芽生えました」

 ――代表戦を見ていて、この世代のいいところはどこだと感じましたか?
 「YouTubeで配信されるチームCAMをよく見るんです。試合内容ももちろんなんですけど、舞台裏を見ていてすごく雰囲気がいいのが伝わってきましたし、諦めず一丸となって上に向かっていこうというその力は、見習っていきたいです。私もグループとして活動しているので、僕青としても頑張りたいなと思いました。雲組Documentary(僕が見たかった青空 公式YouTubeチャンネル内の動画シリーズ)みたいな感じですよね。試合を見た後、深くチームのことを知れる場でもあるので、パリ五輪でもチームCAMがあれば楽しみにしています」

 ――アジア杯メンバーは23人でした。僕青も総勢23人。サッカーのスタメンは11人で、僕青も青空組(選抜メンバー)が11人。自身は雲組ですが、アイドル活動で大事にしていることはありますか?
 「僕青はグループ23人で活動していて、23人一人一人がグループを背負っているという部分は、U―23日本代表の方々といっしょだと思います。目標に向かって頑張るというのは、規模は違いますけど、近しいものがあるのかなと思います」

 ――いつか青空組(選抜メンバー)に入りたい思いもありますか?
 「もちろんあります。でも今、雲組単独公演みたいに、雲組として自分にもできることがあるので、それをしていきながら、スタメンという言葉を使うと語弊があるかもしれないですけど、それはサッカーと似たような感覚かなと思います。自分のできることをやっていって、それを発揮できる場をいただけたら、全力で頑張りたいと思っています」

 ――パリ五輪の代表メンバーは18人になりますが、五輪メンバーへ向けてエールをお願いします。
 「私はサッカーの試合を見るということが、趣味でもあるけれど、生活の一部というか、すごい力をもらえることなので、上を目指して頑張ってほしいなと思います。メダルを争うような、上の舞台で活躍している姿を見てみたいです。アジア杯を見て、改めて強く思いました」

 ――自身も見ている人に力を与えるお仕事です。
 「サッカーに返せるもの、と言ったら大げさかもしれないですけど、私が逆にもらってばっかりなので……。私はサッカーを通して知っていただくことが多いので、本当に与えてもらっているばかりですけど、いつかは私を通してサッカーを知っていただく、好きになってもらえる方がいたらいいなあ、というのは夢です」

 ――自身にとってサッカーとは?
 「サッカーを見て、サッカーをして育ってきたので、私の根幹にあるものです」

 ◇青木 宙帆(あおき・ゆうほ)2003年(平15)6月13日生まれ、沖縄県石垣島出身の20歳。小4からフットサル、小6からサッカーを始め、フットサルは大学1年生まで続けた。2023年6月、総勢3万5678人応募のオーディションから乃木坂46の公式ライバルとして結成された「僕が見たかった青空」(略称・僕青)のメンバー23人に合格し、8月に1stシングル「青空について考える」でメジャーデビュー。同年レコード大賞新人賞を受賞。今年1月発売の2ndシングル「卒業まで」活動期間から、ライブなどリアルイベントを中心とする「雲組」メンバーとして活動。今月22日にZepp DiverCity TOKYOで「結成1周年記念 僕が見たかったワンマンライブ vol.1」を開催、7月11~21日には初舞台「夏霞~NATSUGASUMI~」をシアター1010で全15公演上演予定。パーソナルカラーはブルベ夏。好きなサッカークラブはバイエルン・ミュンヘン、J2千葉、J3琉球。身長1メートル50。

【完】

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