JFA宮本恒靖会長 04年アジア杯“奇跡のPK戦”を回顧 主審への抗議は「あまり勇気いらなかった」

2024年06月11日 06:30

サッカー

JFA宮本恒靖会長 04年アジア杯“奇跡のPK戦”を回顧 主審への抗議は「あまり勇気いらなかった」
日本サッカー協会の宮本会長 Photo By スポニチ
 日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長(47)が8日深夜放送のテレビ東京「FOOT×BRAIN」(土曜深夜0・25)に出演。自身が日本代表主将として臨んだ04年アジア杯中国大会準々決勝ヨルダン戦を振り返り、話題となったPK戦途中でのサイド変更について言及する場面があった。
 宮本会長は現役時代、センターバックとして2度のW杯(02年日韓大会、06年ドイツ大会)に出場するなど日本サッカーの歴史を築いた一人。アンダー世代の各代表でキャプテンを務め、01年には24歳の若さでA代表のキャプテンマークを巻いてプレーした。

 そんな自身の“リーダー気質”について宮本会長は「なんとなく例えば小学校の時も学級委員を決める時に“宮本君がいいと思います”みたいなことを言われるようなタイプでした。自分でやりたいからという感じではなかった気がします」とコメント。これに番組MCの俳優・勝村政信は「ちょっと普通のスポーツ選手と見ている角度が違う気がしていて、だから誰からも信用されるし安心感がありますよね」と話した。

 そして宮本会長現役時代のプレーが話題となると、同じくゲスト出演したサッカー元日本代表でタレントの槙野智章が「04年のアジア杯じゃないですかね。プレーヤーとしてもそうですけどキャプテンとしての立ち振る舞い。チームが苦しい時に審判にプレッシャーをかける場面とか、先頭に立って行動を起こすツネさんの姿は(僕は)中学生の時の自分にも刺激になった」とコメント。

 04年アジア杯準々決勝ヨルダン戦で日本は1―1のままPK戦に突入。1人目と2人目が連続で失敗するという敗退危機に陥った。ここで宮本主将は日本選手が芝がはがれて足を滑らしていたこともあり、主審に対しサイドを替えるように英語でアピール。それが認められ、奇跡的に日本がPK戦を4―3で制して薄氷の勝利。同大会優勝の“立役者”になった。

 この時を振り返り勝村は「(主審に抗議するのは)勇気いったでしょ?」と質問すると、宮本会長は「いや、あまり勇気はいらなくて。とにかくアジア杯は(優勝)勝たなきゃいけないというのが最大のミッションで、芝生の影響で失敗するのはフェアじゃないなと。ヨルダンにいきかけていた流れを止める。日本に流れをもってくるために躊躇(ちゅうちょ)なく審判に言いました」と答えた。

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