セレッソ大阪 サクラ咲ケセレッソ大阪 サクラ咲ケ

DF進藤亮佑「好守でアグレッシブに…」 大けがを乗り越えて恩返しの復帰へ

2024年07月17日 07:00

サッカー

 C大阪の選手やスタッフが思いを語る連載「サクラ咲ケ」。今回はDF進藤亮佑(28)が登場。副主将を務める今季は、開幕直前の宮崎キャンプで右太もも裏の筋肉の腱を損傷し、長期離脱した。先週に全体練習に合流し、早ければ20日の新潟戦(ヨドコウ)で復帰の可能性もある。現在の状況や復帰へ向けた思いを明かした。
 セレッソファミリーの皆さん、お久しぶりです。進藤亮佑です。

 今年の宮崎キャンプ終盤の、非公開の練習試合でのことでした。グラウンドがけっこうぬれていたので、全力で走っている時に足を滑らせ、物理的に開脚になって痛めてしまいました。事故といえば事故ですけど、1対1での対応のシーンだったので、もう少しうまくできたかなというのはあります。

 ここまで時間がかかるとは思っていなかったですけど、僕らは年単位で契約をしてもらっているので、働かずにお金がもらえている。サッカー選手で良かったと思います(笑い)。これは冗談ですが選手が一人欠けているわけで、サッカー的な損失もありますし、クラブにも病院のことなどいろいろサポートしてもらっています。しっかりと返していきたいなと思います。

 ピッチを離れての気づきもありました。サッカーをやっていると、うまくいかないことに対してのストレスもあるんですけど、それがないのが新鮮でした。もちろん、早くサッカーをしたかったですし、けがなんてしたくなかったですけど、精神的には助かっていました。ある意味、本当に自分がサッカー中心の生活を送っていて、左右される人生なんだなって。サッカー選手以外の仕事はできないかなと思いました。

 全体練習に合流はしたんですけど、そう簡単にうまくはいかないです。山田寛人と1対1をしていて、(自分の)スピードが上がっていないなと感じます。キャンプで対峙(たいじ)して、僕が腕一本で山田を止めたシーンがあって彼は一つの指標になる。まだ、だいぶ対戦成績が悪いので、もっと上げていかないといけないですね。

 サポーターの皆さんを長く待たせてしまったので、がっかりさせないように頑張ります。ケガのことを思えば、サッカーができているだけでも御の字、感謝です。目標の優勝へ向け、他のチームの結果を気にするより、まだ自分たち次第でどうにでもなる勝ち点差です。まずはチームのやり方に寄せていきながら攻守でアグレッシブさを出していきたい。応援よろしくお願いします。

 ◇進藤 亮佑(しんどう・りょうすけ)1996年(平8)6月7日生まれ、北海道札幌市出身の28歳。5歳からサッカーを始め、南郷小3年からSSS札幌サッカースクールに入団。白石中ではSSSジュニアユースに所属。札幌白石高時代はコンサドーレ札幌U―18でプレーし、14年10月にトップチーム昇格。19年11月に日本代表に初招集されたが、出場機会なし。21年にC大阪へ移籍。J1通算112試合出場14得点。1メートル83、74キロ。利き足は右。

コラムランキング

バックナンバー

【楽天】オススメアイテム