【バスケW杯】空席問題でFIBAが声明を発表「複数の法人により購入された座席」JBAは「遺憾」

2023年08月26日 20:41

バスケット

【バスケW杯】空席問題でFIBAが声明を発表「複数の法人により購入された座席」JBAは「遺憾」
空席が目立った日本ードイツ戦のスタンド Photo By スポニチ
 【バスケットボール男子W杯第2日 ( 2023年8月26日    沖縄アリーナ )】 大会初日の25日に沖縄アリーナで開催された1次リーグE組の日本代表(世界ランク36位)―ドイツ(同11位)戦で空席が目立った問題で、国際バスケットボール連盟(FIBA)が声明を発表した。
 エクゼクティブディレクター・デービッド・クロッカー氏の名前入りで「沖縄アリーナで開催されたドイツ対日本戦において空席がありました。該当席は複数の法人により購入された座席で、理由は不明ですが昨日開催された試合に来場されませんでした。現在この件について調査を行っており、以降の試合において同様の事案がなきよう、最善を尽くしてまいります」とコメントを出した。

 日本バスケットボール協会(JBA)と日本組織委員会も共同声明を発表。「開催国として、選手たちが満員の観客の前でプレーできる環境を実現し、バスケットボールの素晴らしさを全ての方々にお伝えするべく関係者一同努めてまいりましたが、結果としてそれを叶えることができず、大変遺憾に思います。現在、明日以降の試合における対応について、主催者であるFIBAと協議を続けております。引き続き、選手たちへの温かい応援をよろしくお願いいたします」とした。

 会場の沖縄アリーナは1万人規模の施設で、バスケットボールの試合でも約8000人の収容が可能だが、日本―ドイツ戦の観衆は6397人。国内販売の入場券はほぼ完売だったが、ベンチ正面中央の席には誰も座っていないブロックがあった。開催国の初戦とは思えない光景に、国内外のメディアから理由の説明を求める問い合わせが殺到していた。

 試合後の公式会見でホーバス監督は「ホームアドバンテージは作ってくれたが、最高とは言えない。満席じゃない。うちのベンチの前に誰もいない。なんで?」と不満顔。

 渡辺も自身のSNSで「昨日の試合チケットは完売で、チケット欲しくても手に入らなかったって人たくさんいるって聞いてるのに、ベンチ前の席ガラガラだったの意味がわからなすぎる。大人の事情らしいけど、来ない人にチケット配るなら、ほんとに来たい人に売ってあげるべきでしょ」と訴えていた。

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