【バスケW杯】中原雄氏 富樫、河村らガード陣が速い展開つくれるかが次戦の鍵

2023年08月26日 04:30

バスケット

【バスケW杯】中原雄氏 富樫、河村らガード陣が速い展開つくれるかが次戦の鍵
<日本・ドイツ>第2Q、攻め込む富樫(中央) Photo By 共同
 【バスケットボール男子W杯1次L・E組   日本63ー81ドイツ ( 2023年8月25日    沖縄アリーナ )】 【NBA解説者・中原雄の目】ドイツは日本対策が万全だった。日本の生命線が3点シュートだと分かった上で、大きい選手も3点ラインの外側まで広がってプレッシャーをかけてきた。3点シュートが得意な富永は前半ボールを持たせてもらうことすらできなかった。日本は気持ちよく3点シュートを打たせてもらえず、確率は上がらなかった。成功率17%では勝つのは難しい。
 渡辺が1対1で崩したり、馬場がゴールへアタックしたり、国際経験のある2人はサイズのある相手に対してもしっかり仕事をした。一方でスピードが武器の富樫、河村のガード陣が本来の力を出せなかった。初のW杯の河村は大きな相手に戸惑いもあっただろう。前半はシュート、パスに迷いが見られた。彼ら2人がアップテンポな展開をつくらないと、なかなか日本のリズムが生まれない。

 日本は後半、守備をゾーンにしたり、トラップを仕掛けたりして、いい流れの時間をつくれた。次のフィンランドも大型で力のあるチーム。攻撃ではガードが強引にでも速い展開をつくること、守備では大胆に仕掛けることで活路を見いだしていきたい。(B3福井ブローウィンズAC)

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