全国高校ラグビー今日開幕 東福岡、連覇へ油断なし 高比良主将「自分たちがやってきたことを」

2023年12月27日 06:00

ラグビー

全国高校ラグビー今日開幕 東福岡、連覇へ油断なし 高比良主将「自分たちがやってきたことを」
連覇を目指す東福岡 Photo By スポニチ
 第103回全国高校ラグビー大会はきょう27日に大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。連覇を目指すAシードの東福岡は30日に朝明(三重)と九州学院(熊本)の勝者と対戦する。通算8度目の優勝へ今年も堅い守りが武器になる。また、新型コロナウイルス感染拡大防止のため前回まで行われなかった開会式を4大会ぶりに実施する。
 今年もモスグリーンのジャージーが全国で暴れる季節になった。東福岡は前回大会のスタメンからすべて入れ替わったが、高校日本代表候補12人をそろえるなど、力があるラインアップだ。その一人でもあるNo・8の高比良恭介主将(3年)は「連覇の意識はない。自分たちがやってきたことをやって、結果的に2連覇につながればいい」と語った。

 前回大会はディフェンスに特化したチームづくりで5大会連続ではね返されてきたベスト4の壁を突破。6大会ぶりの頂点に立った。「点を取られなければ負けない」という意識がしっかり根付いたことは大きく、新チームになっても水準高く取り組んできた。高比良主将は「今年もディフェンスは自信を持ってやれている。去年以上のグリーンウォールをつくれたら」と力強く宣言した。

 新チームは選抜大会決勝で桐蔭学園(神奈川)に19―34で敗戦。7人制では決勝で石見智翠館(島根)に26―28で惜敗。東福岡中心のメンバーだった10月の「かごしま国体」決勝で初タイトルを獲得した。準決勝で神奈川、決勝で佐賀を破っての頂点。藤田雄一郎監督は「自分たちも優勝をする!っていうことを語っていいんだっていう裏付けができたと思う。大きな自信になってるんじゃないか」と分岐点になったという。

 優勝争いは混戦が予想される。高比良主将は「頭一つ抜けたチームはないと思っている。ミスをしないチームが花園を勝ち上がっていくと思うので。ミスを減らしたら、結果がついてくる」とポイントに挙げた。今年も優勝旗を博多に持ち帰る。

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