【高校ラグビー】注目の好カードは天理が早実に快勝、反撃封じた守りに就任1年目の王子監督も手応え

2023年12月27日 14:43

ラグビー

【高校ラグビー】注目の好カードは天理が早実に快勝、反撃封じた守りに就任1年目の王子監督も手応え
<天理・早実>試合前に士気を高める天理フィフティーン(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 【全国高校ラグビー大会1回戦   天理14―7早実 ( 2023年12月27日    花園ラグビー場 )】 初日注目の好カードは、2大会連続65回目出場の天理が、FW、バックスが一体となったラグビーで早実を下した。
 前半10分に敵陣5メートル付近のラインアウトから得意のモールで押し込み、フランカー清水将太郎(2年)が飛び込んで先制トライ。早実に攻め込まれながらも、初めて22メートルラインを突破した機会を逃さなかった。前半16分にはラックからの右展開でWTB松原久善(3年)がトライを決めた。

 歴代2位の出場回数を誇る名門の復活を任されたのが就任1年目の王子拓也監督(28)だ。同校OBで、トップリーグのNTTドコモレッドハリケーンズ大阪でもプレーしていたが、恩師である松隈孝照前監督(51)の「戻ってきて、教員にならないか」の要請に応え、現役に区切りをつけ、母校に戻ってきた。

 生徒たちの自主性を尊重し、練習メニューも自分たちで考える習慣を植え付けてきた。試合でも「選手たちが100%の力を出せるようにサポートしていきたい」と気持ち良く試合に臨むことを第一に考えてきた。後半の早実の反撃も必死のディフェンスで阻止。練習の成果を発揮しての初戦突破だった。

 「厳しいゲームであるのは分かっていた。やっぱり、素晴らしい追い上げでなかなか苦戦した。なんとか勝つことができて良かった」と王子監督。2回戦の相手は初出場の関大北陽。注目カードの中で伝統の力を磨く構えだ。

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