伯桜鵬、初場所へ「出るつもりで調整している」左肩手術から4カ月 幕下5枚目から再起へ意欲

2023年12月27日 06:26

相撲

伯桜鵬、初場所へ「出るつもりで調整している」左肩手術から4カ月 幕下5枚目から再起へ意欲
宮城野部屋で稽古に励む伯桜鵬(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の元幕内で西幕下5枚目の伯桜鵬(20=宮城野部屋)が26日、東京都墨田区の同部屋で稽古に参加し、基礎運動などで汗を流した。
 伯桜鵬は初土俵から所要3場所での最速新入幕を果たした名古屋場所でいきなり優勝争いに絡む大活躍。しかし、脱臼癖などのケガを抱えていた左肩が限界に達して8月末に手術に踏み切った。2場所連続全休し、リハビリに専念。番付は前頭9枚目から西幕下5枚目まで落ちた。

 手術から4カ月。「根本的にケガを治しているので痛みはほぼない」と順調に回復してきた。左肩の可動域は「前回(手術前)より良いのかも」というほど。この日は腕立てやダンベルを使った上半身のトレーニングなども問題なくこなしていた。

 まわしを締めて部屋の稽古に参加するのは、この日が手術後初めて。「部屋の皆さんが相撲を取っているのを見て、自分も早く相撲取りたいなと思う。師匠(宮城野親方=元横綱・白鵬)が見ていると気合入る。師匠の前で相撲取って褒めてもらいたい」と完全復帰への思いを強めた。

 初場所(来年1月14日初日、東京・両国国技館)の出場については「あと2~3週間の回復具合で」と明言せず慎重な姿勢。それでも「もちろん出るつもりで調整している。出る以上は勝つ気しかない。出たいという思いが一番です」と出場の可能性を探り、闘志を燃やした。

 初土俵から新十両、新入幕、初三賞と歴史的な史上最速記録を樹立し続けた後に、幕下まで逆戻り。プロ1年目にして誰も経験したことのない激動の日々を過ごし「本当に良い1年だった。手術という選択も良い決断だったと思う」と振り返った。「番付が落ちていく時も熱い応援をしてもらって、本当に恵まれていると、幸せ者だと思う」と周囲に感謝。「来年は土俵で活躍する姿を届けて、良い結果で恩返ししたい」と誓いを新たにした。

おすすめテーマ

2023年12月27日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム