宮城野部屋の幕下付け出し・松井がデビュー場所で勝ち越し 一安心も「残り一番に集中」

2024年03月22日 06:18

相撲

宮城野部屋の幕下付け出し・松井がデビュー場所で勝ち越し 一安心も「残り一番に集中」
豊翔を送り出しに破る松井(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【大相撲春場所12日目   ○松井(送り出し)豊翔● ( 2024年3月21日    エディオンアリーナ大阪 )】 幕下最下位格付け出しで今場所初土俵を踏んだ鳥取城北高出身の松井(19=宮城野部屋)が東三段目4枚目の豊翔(29=境川部屋)を下して勝ち越しを決めた。
 立ち合い低く当たってから相手が出てくるところを右でいなして後ろについて送り出し。「相手の圧力に押されてしまった」と会心の内容ではなかったが「すぐに動いて取りやすい形に持っていけた」と動きよく白星につなげた。

 デビュー場所の勝ち越しが決定。「とりあえず勝ち越してホッとしています」と胸をなで下ろした。それでも、国体ベスト8の実績からするとここまでの2敗はやや意外。

 「初めてで緊張したところもあった。所作を間違えたらどうしようとか考えてしまうこともあったので、早く慣れていきたい」。初々しさを見せながら「残り一番に集中して来場所につなげていければ」と気を引き締めた。

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