風賢央が幕下優勝!新十両昇進確実に「自分は何をやっているのだろうと…」尊富士ら同学年の活躍に刺激

2024年03月22日 15:40

相撲

風賢央が幕下優勝!新十両昇進確実に「自分は何をやっているのだろうと…」尊富士ら同学年の活躍に刺激
<大相撲春場所13日目>風賢央は寄り切りで阿武剋(手前)を破り幕下優勝を決める (撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【大相撲春場所13日 ( 2024年3月22日    エディオンアリーナ大阪 )】 幕下でただ一人全勝だった西13枚目の風賢央(24=押尾川部屋)が1敗の阿武剋(23=阿武松部屋)を破って7戦全勝で幕下優勝を決めた。
 立ち合い鋭く当たると右脇が空いて左を差されたが、かまわず右で抱えて強引に前に出て休まず一気に攻めきった。「内容は全然ダメだったけど勝ててよかった。がむしゃらにやるだけでした」。持ち味の馬力で大きな白星をつかみ取った。

 序ノ口デビューした22年夏場所から5場所連続で6勝1敗。6戦全勝で迎える勝てば優勝の一番を落としたことも2度あった。その経験から今回はそれほど緊張することなく、自身初の7戦全勝を果たした。幕下15枚目以内で7戦全勝としたため、来場所の新十両昇進が確実に。元関脇・豪風が興した押尾川部屋から初の関取誕生となる。

 今場所は同学年の尊富士(24=伊勢ケ浜部屋)が新入幕で初日から11連勝するなど大活躍。大鵬超えの12連勝を阻止したのも同学年の大関・豊昇龍(24=立浪部屋)だった。同じく同学年の幕内・王鵬(24=大嶽部屋)は5日目に横綱・照ノ富士から初金星。同学年の活躍に、風賢央は「刺激しかない。みんな上がっていって、自分は何をやっているのだろうと思っていた」という。

 風賢央が愛媛・野村高校3年だった17年10月、地元開催の愛媛国体個人戦の優勝が王鵬(納谷幸之介)、準優勝が風賢央(住木厳太)、3位が豊昇龍(ビャンバスレン)、4位が尊富士(石岡弥輝也)。「早く上がってまた頑張っていきたい」と、先に幕内で活躍するライバルたちに追いつくことを誓った。

 ◇風賢央 厳太(かぜけんおう・げんた)本名=住木厳太。1999年(平11)6月4日生まれ、愛媛県西予市出身の24歳。春日館道場で小3から相撲を始め、愛媛・野村高3年時に国体準優勝。中大2年時に東日本学生体重別135キロ以上級3位。全日本選手権16強。4年時に全国学生選抜大会16強。押尾川部屋に入門し、22年夏場所で序ノ口デビュー。同場所、6勝1敗で決定戦を制して序ノ口優勝。1メートル86、154キロ。

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