大の里 見えた0%大逆転V 「13日目2差からV」は前例なし 千秋楽で豊昇龍に勝って決定戦持ち込む

2024年03月24日 04:44

相撲

大の里 見えた0%大逆転V 「13日目2差からV」は前例なし 千秋楽で豊昇龍に勝って決定戦持ち込む
大の里(右)ははたき込みで阿炎を破る(撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【大相撲春場所14日目 ( 2024年3月23日    エディオンアリーナ大阪 )】 183キロある大の里は、軽やかな身のこなしで阿炎の突き押しを料理した。喉輪を弓なりになってこらえ、後退しながらも右から相手の頭を押さえつけながらはたき込んだ。「昨日同様、相手の動きを見て反応できて良かった。優勝を頭からかき消して臨んだ」と振り返った。
 2年連続アマ横綱で昨年夏場所、史上4人目の幕下10枚目格付け出しでデビューした。入幕から2場所目。終盤戦の疲れもあるが、反応の良さは変わらない。新入幕からの連続11勝以上は04年夏場所で12勝、名古屋場所で11勝した元横綱・白鵬(現宮城野親方)以来20年ぶりの偉業となった。

 直前の一番で尊富士が敗れ、右足を負傷したことにも動じなかった。千秋楽は先場所で敗れた豊昇龍戦。「12勝するか、11勝で終わるかは自分次第」と決意を示した。「(優勝は)前回負けたときにないと思ってます。残り一丁、頑張りたい」。13日目を終えて2差からかわして賜杯を抱いたケースはない。奇跡の逆転優勝のチャンスが出てきたが、目の前の一番に集中している。

 尊富士の状態次第で昨年夏場所の幕下10枚目格付け出しデビューから所要6場所での初優勝の可能性もある。幕下付け出しでは同じ石川県出身の輪島の所要15場所を大きく上回る快挙だ。日本相撲協会によれば、ざんばら髪の幕内優勝力士はいない。来場所にはちょんまげが結えそうな23歳の大器が運命の千秋楽に挑む。

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