鍵山優真「自信と技術取り戻せた」完全復活の銀 打倒マリニンへ「地道な努力と練習必要」

2024年03月24日 12:30

フィギュアスケート

鍵山優真「自信と技術取り戻せた」完全復活の銀 打倒マリニンへ「地道な努力と練習必要」
<世界フィギュア男子フリー>表彰式の鍵山優真(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【フィギュアスケート世界選手権最終日 ( 2024年3月23日    カナダ・モントリオール )】 男子で北京五輪銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)はSP2位からフリー3位の203・30点、合計309・65点で準優勝を飾った。序盤の4回転サルコー、フリップなどを決め、フリー、合計とも今季自己ベストをマーク。左足首の疲労骨折で昨季を棒に振ったが、2年ぶり自身3度目の銀メダルで完全復活を印象づけた。
 鍵山は会見で「SP、フリーとも全力で最後まで滑りきることができた。点数も納得いくもの」と振り返り「結果は満足いく部分もあるけど、悔しい思いが強い。どう頑張っても金メダルには届かなかった。ここから来季、ミラノまでどう戦うか計画を立てながら頑張りたい」と強調した。

 ケガからの復活で「今季はここまで技術を取り戻せると思わなかった」と言う。昨年11月のGPシリーズの時点で今回のメダリストたちと争った際は「全然、追いつけないと思っていた」と振り返り「一日一日の積み重ねで、しっかりと計画を立てていく上で、思ったより自信や技術を取り戻すのが早くて、今大会で優勝を目指したいと言えるほど自信と技術を取り戻せた」と語った。

 合計24点以上の差で優勝したマリニンが世界最高点を出したフリーの演技を見ていたといい「これからずっと戦っていくと思う。次の試合で会った時に、お互い100%で勝てるのは無理。地道な努力と練習必要。来季も自分ができる技術をもっと増やして、プログラムも新しくなる。もっとスケーティングやGOEを稼ぐプログラムをつくって1点でも2点でも来季は追いつけるのが目標」と背中を追う覚悟を見せた。

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