大の里 豊昇龍に裏返されて11勝止まり「ざんばら優勝したかった」 敢闘、技能ダブル受賞も悔しさ隠せず

2024年03月24日 19:15

相撲

大の里 豊昇龍に裏返されて11勝止まり「ざんばら優勝したかった」 敢闘、技能ダブル受賞も悔しさ隠せず
<大相撲春場所千秋楽>大の里は豊昇龍に下手投げで敗れる(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 【大相撲春場所千秋楽 ( 2024年3月24日    エディオンアリーナ大阪 )】 西前頭5枚目・大の里(23=二所ノ関部屋)は西大関・豊昇龍(24=立浪部屋)の右下手投げに屈し、11勝に終わった。13日目を終えての2差逆転優勝は過去になく、14日目の結果、1差へ接近して迎えた。史上最大の逆転劇が目前だったが果たせなかった。
 結びから1番前の豊昇龍戦を待つ、前半戦最後の一番で優勝が決まり「肩の力が抜けた」。豊昇龍戦は右を浅く差して寄ったが、得意の右で下手をつかんだ大関に裏返された。「悔しい、ざんばら優勝したかった」。来場所はちょんまげを結える見通しであることから、今場所が最後のざんばら姿。23歳でのラストチャンスを逃し、力なく笑った。

 それでも敢闘賞、技能賞のダブル受賞に輝き、来場所の新三役昇進も確実にした。「技能賞はないと思った」。1メートル92、183キロのサイズを前面に出す押し相撲が持ち味。技能賞は力を伝える技能に長けたという意味だが、イメージとは真逆の受賞に苦笑いした。

 新入幕の先場所に続いた11勝だが、手応えは大きく異なるという。「先場所は“2ケタ勝ちたいな”と。今場所は全然違う。うれしさより悔しさが勝ってます」。この悔しさこそ上位に地力で肉薄した証。石川の故郷に近い、福井や富山を巡る春巡業から再出発する。

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