前日救急搬送の尊富士が会場到着、ゆっくりとした足どり 千秋楽「出る方向で調整」と伊勢ケ浜親方

2024年03月24日 14:22

相撲

前日救急搬送の尊富士が会場到着、ゆっくりとした足どり 千秋楽「出る方向で調整」と伊勢ケ浜親方
<大相撲春場所千秋楽>土俵入りする尊富士(左奥)。右足首にはサポーター、腿には痛々しい傷が(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 【大相撲春場所千秋楽 ( 2024年3月24日    エディオンアリーナ大阪 )】 単独首位の新入幕・尊富士(24=伊勢ケ浜部屋)が24日午後2時17分、エディオンアリーナ大阪に到着した。14日目の朝乃山戦で右足首を負傷。この日はゆっくりとした足どりで、右足を少し引きずっているようにも見えた。1差で追う大の里(24=二所ノ関部屋)は午後1時25分に会場入りしており、尊富士は通常よりかなり遅めの到着だった。千秋楽で尊富士は豪ノ山(25=武隈部屋)と、大の里は大関・豊昇龍(24=立浪部屋)と対戦する。
 師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)はこの日、「出る方向で調整している」と明かしていた。

 尊富士は14日目の朝乃山戦で右足首を負傷。花道を自力で歩けず車椅子で医務室に直行し、ギプスで固定した状態で救急搬送されていた。師匠によると、ケガの箇所は「足首とか甲とかいろいろ」だという。

 この日は豪ノ山と対戦する。勝てば、初土俵から所要10場所目での史上最速、新入幕では1914年夏場所の両国以来110年ぶりの優勝という歴史的偉業を果たす。

 敗れた場合、1差で追う大の里も敗れれば尊富士の優勝。大の里が大関・豊昇龍に勝てば、尊富士と大の里による優勝決定戦へともつれ込む。

 どちらが優勝しても史上最速優勝、そして史上初の大銀杏が結えない力士の優勝となる。歴史に残る“大荒れ”の春場所。尊富士のケガがこれ以上悪くならないことを切に願う。

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