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新添左季メダルなし終戦「不安で自分の力を発揮する、優勝するっていう気持ちがみんなより負けていたかも」

2024年07月31日 23:21

柔道

新添左季メダルなし終戦「不安で自分の力を発揮する、優勝するっていう気持ちがみんなより負けていたかも」
<パリ五輪 柔道>女子70キロ級、敗者復活戦で新添左季(左)(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【パリ五輪第6日 柔道 ( 2024年7月31日    シャンドマルス・アリーナ )】 女子70キロ級の新添左季(28=自衛隊)は31日、敗者復活戦でアイ・ツノダロウスタント(22=スペイン)に敗れ、初出場の五輪の舞台は、個人での戦いはメダルなしで終わった。
 準々決勝で一瞬の隙を突かれ敗れた新添が、気持ちを切り替え挑んだ舞台でも力を出せなかった。両者決め手なく延長戦へ。しかし、先に仕掛けてくる相手にうまく対応できず無念の指導3つ目が示され、新添の敗退が決まった。

 畳を下りると涙を堪えられず。「内定が決まってから1年以上、毎日苦しくて…。金メダルを獲ろうと思って頑張って来たんですけど、情けない気持ちでいっぱいです」と声を絞り出した。

 難しかった部分を問われ「出ている選手はいつもの国際大会とあまり変わりない顔触れなのに勝てなかったのは、不安で自分の力を発揮する、優勝するっていう気持ちがみんなより負けていたかもしれない」と涙を拭った新添。「夢の舞台だったので思うような結果ではなかったけど、次に向けて頑張ります」と必死に前を向いた。

 ◇新添 左季(にいぞえ・さき)1996年(平8)7月4日生まれ、奈良県橿原市出身の28歳。6歳で柔道を始める。天理中―天理高―山梨学院大―自衛隊。女子70キロ級で世界選手権は22年タシケント大会3位、23年ドーハ大会優勝。1メートル70、左組みで得意技は内股。

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