NPB先発侍の“不敗神話”侍に止められた…高橋奎二は牧に、伊藤大海は近藤にV弾浴び今季初黒星

2023年04月12日 21:17

野球

NPB先発侍の“不敗神話”侍に止められた…高橋奎二は牧に、伊藤大海は近藤にV弾浴び今季初黒星 — ＜ヤ・D＞3回、牧（右）に2ランを浴びた高橋（撮影・島崎忠彦） Photo By スポニチ

　プロ野球の世界一先発侍の不敗神話が終わった。第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で日本を3大会14年ぶり3度目の世界一に導いたヤクルトの高橋奎二投手（25）と日本ハムの伊藤大海投手（25）が12日、今季2度目の先発登板。高橋は本拠地・神宮でDeNA打線相手に5回2失点で、伊藤は敵地・ペイペイドームでソフトバンク打線に6回2/3を5失点でそれぞれ今季初黒星を喫した。

　高橋は1―0の3回2死一塁で侍ジャパンでともに戦ったDeNA牧に今季1号逆転2ランを打たれ、5回83球を投げ7安打2失点で降板。中継ぎの尾仲、大西もそれぞれ2失点し1―6で試合を落とし今季初黒星となった。

　伊藤は2回に侍ジャパンの仲間である甲斐に先制打を許し、1―1の同点の5回には同じく侍戦士の近藤に勝ち越しソロを浴びた。7回には2死三塁から周東、近藤、柳田に3連続タイムリーを浴び3失点。この回を投げ切ることなく、6回2/3を105球8安打5失点で敗戦投手となった。

　WBC先発投手としてはダルビッシュが11日（日本時間）に6回1/3を投げ6安打5失点で今季初黒星を喫していた。ちなみに大谷は11日（日本時間12日）に本拠地アナハイムでのナショナルズ戦に「3番・投手兼DH」の二刀流で先発出場。7回1安打無失点の快投で今季2勝目を挙げた。

【侍ジャパン投手陣のシーズン先発】
3月30日（日本31日）大谷　翔平　　─　6回2安打無失点
4月4日　　　　　　戸郷　翔征　　〇　6回5安打無失点
　 4日（日本5日）　ダルビッシュ　─　5回3安打1失点
　 5日　　　　　　高橋　奎二　〇　5回4安打無失点
　 5日　　　　　　伊藤　大海　　─　5回3安打無失点
5日（日本6日）　大谷　翔平　　〇　6回3安打1失点
　 6日　　　　　　佐々木朗希　　〇　6回1安打無失点
　 6日　　　　　　高橋　宏斗　　〇　6回1安打1失点
　 6日　　　　　　山本　由伸　　〇　6回2安打無失点
　 7日　　　　　　宮城　大弥　　〇　6回1安打無失点
　10日（日本11日）ダルビッシュ　●　6回1/3、6安打5失点
　11日　　　　　　戸郷　翔征　　〇　7回3安打無失点
11日（日本12日）大谷　翔平　　〇　7回1安打無失点
　12日　　　　　　高橋　奎二　●　5回7安打2失点
　12日　　　　　　伊藤　大海　●　6回2/3、8安打5失点