中畑清氏 強引なイメージ消えた巨人・オコエ 状況に応じた打撃で1番打者の役割を

2023年04月12日 05:30

野球

中畑清氏 強引なイメージ消えた巨人・オコエ 状況に応じた打撃で1番打者の役割を
1番でスタメン出場するオコエ Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人7-1阪神 ( 2023年4月11日    東京D )】 【中畑清 視点】いい仕事したね、オコエ。まずは初回だ。5連敗中の重苦しい空気を切り裂く左前打。巨人が苦手にしていた西勇の決め球、内角に食い込むシュートをしっかり引っ張ってヒットにした。初球ボールの後の2球目。ファーストストライクから振っていく積極性が好走塁にもつながった。敵失があって二塁に進み、丸の遊ゴロで三進。二塁走者は自分の左側のゴロで三塁に進むのはセオリーだが、右側の打球ではスタートが切りにくい。詰まり具合を見ての好判断。これが梶谷の先制打を呼び込んだんだ。
 7回2死満塁ではセンター中心の意識が貴重な追加点をもたらした。高めのシュートをおっつけて右前に落とす適時打。3回、チェンジアップを捉えた右越え二塁打も内容が良かった。強引なイメージが消え、状況に応じて打つべき球を打っている。今の気持ちを忘れず、この姿勢を続けていけば、1番打者の役割を十分こなせる。現役ドラフトでもらったチャンス。がっちりものにしてほしい。(スポニチ本紙評論家)

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