【大谷翔平と一問一答】左足下げる新フォーム回避は大谷流リスクヘッジ「ダメだった時に切り替えればいい」

2023年04月12日 14:45

野球

【大谷翔平と一問一答】左足下げる新フォーム回避は大谷流リスクヘッジ「ダメだった時に切り替えればいい」
<エンゼルス・ナショナルズ>力投する大谷(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が11日(日本時間12日)、本拠地アナハイムでのナショナルズ戦に「3番・投手兼DH」の二刀流で先発出場。7回1安打無失点で今季2勝目を挙げた。昨季から先発した10試合連続で2失点以下をマーク。1972、73シーズンでノーラン・ライアンが記録した9試合連続を超える球団記録となった。打っては4回に先制点につながる左前打を放ち、球団6位タイの34試合連続出塁をマークした。エ軍は2―0で勝利した。大谷の通算成績は、これで打撃が11試合で40打数12安打で打率・300、3本塁打、8打点で、投手が3試合で2勝、防御率0・47となった。
 大谷と一問一答は以下の通り。

――投球を振り返って。

 「長い回を投げることができた。四球がちょっと多かったんですけど、良いところと悪いところとあったかなと思います」

――投球では四球が多かったが、よかった点は。

 「スライダーばっかり投げましたけど、相手を見ながら投げられたので、そこはよかったかなと思います」

――打撃では、第2打席で安打しました。これで開幕して11試合で9試合で安打を放ち、コンスタントに打っている。打撃の調子は。

 「追い込まれた中であの打席は安打できてよかったと思うんですが、それ以外の打席で甘い球の打ち損じも多いので、もう1回、映像を見て直せるところは直していきたい」

――今年はエンゼルスで6年目のシーズン。今季の目標は。

 「チームとして順調に来ていると思うので、みんなが健康で1年間過ごせるように頑張っていきたい」

――前回111球投げたが、影響は。

 「影響はなかったですね。そのまま、普段通り行けました」

――投手の登場曲が変わっていた。選んだ理由は。

 「特にはないですね。なんとなく変えようかなと。いつもそうですけど、毎年、変えているので」

――スイーパーはどう習得したか、誰に教わったか。

 「ずっと投げてましたね。スライダー、小さいスライダーだったりとか、大きいスライダーだったりとか、スイーパーっていう言い方は、ちょっと前に始まったぐらいな感じなので、ずっと日本の時から投げてましたし、あんまり、いつから、誰に教わったっていうことはないですね」

――シーズン序盤の3試合としては、今まででベストの成績。

 「結果的に言えばそうかなと思いますけど、ただ、3者凡退がやっぱり少ないなというところでいうと、攻撃につながるリズムがあんまりつくれていないかなと思います」

――四球が多いのが課題か。

 「そこしかないかなと、逆に。ブルペンの感じはすごい良かったので。それを…難しいですね、やっぱりそういう日は、逆に良くなかったりとか、逆にブルペンが良くない日は、ゲームで良かったりとか。自分でも、みんなそうだと思いますけど、分からないところがあるかなと思います」

――打撃の状態は。

 「今日は良かった方かなと。立っている感じ。結果的には1本しか打っていないですけど、ファウルにしている感じも良かったし、コーナーにうまく投げられた球に関しては、もうちょっと食らいつき、欲しかったかなと思いますけど、振っている感じは悪くないんじゃないかなと思います」

――WBCの影響で今はまだ4月だけどシーズン中盤くらいの感じの疲労感か。

 「いや、ペース的には変わらない。スプリングトレーニングでは出せない雰囲気だったりとかはありましたけど、投球の球数であったりとか感覚であったりとかっていうのは例年と変わらずに。オープン戦がWBCだったという感じではあるので。ペース的には変わらないかなと思います」

――5回終了後に審判に粘着物質を疑われたが「ピッチコム」だった。

 「疑われました(笑い)」

――登板間隔が短くなっているが、個人的な目標は。180イニングなど。

 「健康で終えれば何でもまずいいかな思うので。それがイニング数にもつながるし。なので、1日1日リカバリーをしっかりとって健康に1日1試合1試合こなしていければ1番かなと思います」

――前回登板で投球の始動について違反があったが、体の向き、手の位置の修正は。

 「基本的にはあまり変えずにというか、打者が見てない時に入るかどうかっていうのは、残り9秒、8秒の時に打者が見てない時に(セットポジションに)入るのはいいのかどうかとかっていうのは、そういうグレーな感じ、必ずしも審判も(違反を)取るわけではないし、そこらへんがまだちょっと全体的にはあいまいではあるので、なんとなくの雰囲気で合わせていくしかないなと思います」

――登板間には左足を引く投げ方も試していた。今日そのフォームで投げなかったのはしっくりこなかったからか。

 「いや、それはないですかね。どっちもできるのに越したことはないですし、ダメという審判も、今日の感じではダメと言われることも想定しながら、ダメだった時はそれに切り替えればいいかなと思います」

――投げていてピッチクロックを意識した違和感は。

 「全体的にはなかったです。何球か、クロック始まるの早いなというのがありましたけど、そこらへんは切り替えてる人(記録員)のさじ加減というか、その日によって違うかなと思います」

――ここまで3登板を振り返って。被安打が少なくて失点が少ない。

 「四死球が1番やっぱり多いのが気になる。投げてて疲れるし、味方も疲れるし。そこは全体的に良くない点かなと思うので。ピッチクロックがやっぱりある分、どうしても四死球だったりとか、投球間隔でズルズルいくパターンとか、大量失点になるイニングが、どうしてもメジャーリーグ全体的に増えていくと思うので、そこらへんはうまく合わせながらいきたいかなと思います」

――あの軌道のスイーパーを投げるためにどんなアプローチでつくりあげているか。

 「何種類か、パターンもありますし。1番、ベーシックなスイーパーに関しては、なんて言うんですかね、データでまだ出てない。おそらく、僕がこうじゃないかな、こういうスイーパーが打てないんじゃないかな、というものが一応、持ってはいるので、ここではもちろん、言わないですけど(笑い)。おそらくそうだろうなというところにアプローチしながら、投げてる感じですかね」

――打者目線でも想像してつくりあげていくか。

 「う~ん、どうですかね。僕がそういうふうに投げているスイーパーを投げる投手はあんまり見たことがないので、まだ、立ったことはないですけど、おそらくこうだろうなという仮定のもとで、僕は投げてる感じですかね」

おすすめテーマ

2023年04月12日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム