西武・平良 粘って先発転向初勝利 初回被弾も6回2失点8K

2023年04月12日 05:30

野球

西武・平良 粘って先発転向初勝利 初回被弾も6回2失点8K
<西・ロ>西武先発の平良(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   西武8-3ロッテ ( 2023年4月11日    ベルーナD )】 先発でも、中継ぎでも、チームが勝てばそれでいい。先発転向して2試合目。西武・平良はプロ6年目での先発初勝利にも大きな喜びはなかった。
 「僕の中では(先発初勝利は)あまり意味がなく、チームに貢献した感覚もない」。昨年まで中継ぎエースとして君臨した右腕は、初回にロッテ・中村奨に先制2ランを浴びながら粘った。「思ったコースに行かず、状態は良くなかった」。6回で104球を要したが、8三振を奪い、許した安打は結局初回の2ランだけだった。

 先発転向を機にグラブを新調した。「自分の名前が海馬(かいま)、英語でシーホース。タツノオトシゴという意味」。グラブの網部分にタツノオトシゴが2匹向かい合ったデザインを施した。その相棒と新たな船出で勝利。「新しい経験、新しい刺激にはなる」。そう振り返った平良に、松井監督は「チームの勝ちにつながる投球をしてくれた。素晴らしい」と賛辞を贈った。先発という新たな境地で、平良が確かな一歩を踏み出した。(秋村 誠人)

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