DeNAの4番・牧が今季1号 高橋奎との侍対決を制して初アーチ「これからは自分が引っ張りたい」

2023年04月12日 22:38

野球

DeNAの4番・牧が今季1号 高橋奎との侍対決を制して初アーチ「これからは自分が引っ張りたい」
<ヤ・D>3回、2ランを放ちデスターシャを決める牧(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   DeNA6―1ヤクルト ( 2023年4月12日    神宮 )】 DeNAの牧秀悟内野手(24)が逆転2ランで首位・ヤクルト撃破の立役者となった。1点を追う3回2死一塁からWBCで共闘した高橋奎二投手(25)の147キロ直球を左中間席へ。今季10試合、39打席目で飛び出した待望の今季1号は、侍対決で初アーチにもなった。
 
 「すごくいい投手から打てたのは自信になります。今季なかったいい感触」。遅まきながら今季初打点にも「ホームランより打点がついたことがうれしい。4番がゼロだと、チームも点が取れない」と笑った。

 WBCでは2本塁打を放ち、14年ぶりの世界一に貢献。ただ準決勝、決勝は出番に恵まれず、チームに戻って開幕以降は単打は出るものの、長打はなかった。それでも他球団の4番打者の思考に触れ「4番を打っている以上はチームでも個人でも負けたくない」と対抗心はさらに強まった。新人から2年間で46発、158打点をマークした実績の裏付けもある。「慌てず、前日の打撃(映像)を見たりして、試行錯誤しながらやりました」。値千金の一撃は上昇気流につながるはずだ。

 チームは再び5割に復帰。三浦大輔監督(49)も「牧はいつか出ると思っていた」と不動の4番打者に目を細めた。今季初のデスターシャポーズを披露した牧も全開宣言だ。「自分は打ててなかったですけど、崎さん(宮崎)や桑さん(桑原)が打ってくれていたので…。これからは自分が引っ張りたい」。3年目の目標に掲げる打点王へ、力強い第1歩を記した。

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