阪神・岡田監督 7回完全の村上を称賛「チームの勝ち星は村上でええやろさ。当たり前やん」

2023年04月12日 22:52

野球

阪神・岡田監督 7回完全の村上を称賛「チームの勝ち星は村上でええやろさ。当たり前やん」
<巨・神> 岡田監督(右)とハイタッチをかわす村上(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神2―1巨人 ( 2023年4月12日    東京D )】 阪神が巨人を延長10回の死闘の末、2―1で下し、貯金を再び3に戻した。先発・村上頌樹が7回パーフェクトの好投を見せながらも、8回に同点に。延長10回に近本光司の適時打で辛くも勝利を収めた。
 以下、岡田彰布監督と一問一答。

 (テレビインタビュー)

 ――いろんなことがあったが今の心境は。
 「いやいや、心境はまあ、勝ったからね、よかったようなものの、ねえ。頭の中でずうっとね、完全試合いけたんかなあっていうね。それは残ってますね。ちょっとね、片隅にね」

 ――先発・村上は7回パーフェクト。
 「そう、まあ6回も考えたんだけどね、7回ね、打順とかが回ってくるあれで、後ろも投げてなかったんでね。まあ、ねえ。まあ初めてやったんでね、完全試合の、そういう継投っていうのはね。でも、あそこまで投げたらね、ほんと合格点で、あとはまあ、ね。後ろの、勝ちパターンのピッチャーでね。だから、みんなで完全試合ゆうのも頭をよぎったんでね。まあ、あの1球はもったいなかったけどね」

 ――村上のプロ初勝利もかかっていた。球の評価は
 「もう、キャンプからね、長いイニングいけるね。去年まではね、ずっと先発やってたんで。ファームのほうでね。いろんな話をキャッチャーから聞いても、ストレートがね、数キロ早くなったって、去年よりもね。早くなってるいうのはずっと分かっていたんで。まあ、ね、どうだろう。チャンスで、雨とかでね、雨とか、伊藤のあれで、チャンス回ってきて、これは当然ね、もう次もそういう形でね、先発やらさないといけないですね、はい」

 ――あとを託した石井投手、あの一発が、というところでした。
「まあ入りね、入り…難しいかわからないけどね。まあ、なんかちょっとブルペンでね、変化球はちょっとうわずってた言うんでね、もうなんか行ったみたいだけど。まあ ね、こういう局面というかね、うん、ゲームの流れ的にはね、本当一発ね…。ま、この球場もそうだけど、そういうのは注意しないといけないんだけどね。次のいい教訓にね。うん、石井もそれは、今年初めて、そういう競ったゲームっていうかね。経験してるんで、ま、次はね、失敗のないようにしてくれたらいいと思いますね」

 ――打撃の方では、中軸ノイジーに一発が出ましたね。
 「あー、本当に一発だけだもんね。まあでもね、ずっとこういう展開が続いてるけど、どっかでやっぱり吹っ切らないとね、おーん。なかなかね、このままではいかないんで、やっぱりどっかでこう、爆発してほしい気はあるんだけどね。それは明日期待しますよ」

 ――延長に入ってからは、先頭の木浪がフォアボールを追い込まれてから、もぎ取った形になりましたが、それはいかがでしたか。
 「いやいや、もうね、いあ、当然1点勝負で、まあ先攻なんでね、もうなんていうか、とにかく先っていうかね、うん、まあフォアボールでもね、やっぱりもうヒットと同じなんで、先頭出たのが大きかったですね」

 ――そして、最後近本が決めてくれましたが、あの場面というのはどうだったでしょうか。
 「いやいや、もうあのー、ね、ま、サードまで行けたんでね、バントも含めて、うんま、近本はもうなんかね、なんとかしてくれるとは思ってましたけど」

 ――さて、岡田監督にとっては、2008年以来の「伝統の一戦」、ジャイアンツ戦の勝利ということになりましたが、そこについてはいかがでしょうか。
 「いやいや、それはもう全然気にしてないですね。あー、まあ今年ね、うん、ま昨日は最初のゲームで、うん、まあああいうね、ちょっと負け方があったんで、まあ今日はなんとかね、あの勝ちたかったんで、まあね、この五分になってよかったと思いますね」

 ――さあ、明日はカード勝ち越しを懸けて先発西純投手ですが、どのようなゲームを期待しますか。
 「いやいや、前回ちょっと悪かったんでねま、ちょっと雨の影響もね。あの、あったんですけどね、ま、明日はね、もうぜひいいピッチングね、してほしいと思いますね」

 (ペン囲み)
 ――村上の継投は悩んだか。
 「いや全然悩まんかった(笑)それは悩まんかった。おーん」

 ――空振りが取れなくなっていたから。
 「ちょっとね、6回くらいもちょっと考え…ボール、そらね、初先発でね、最初からね、ローテの谷間っていうかね、そういうチャンスが回ってきたわけだから、当然最初からどんどん飛ばしていくというか、でもまあ、調子がいいというのはずっとね、聞いてたんで、まあ、あんなピッチングするとは思わんかった、逆にね(笑)だからね、4回5回ね、フォアボールも出してないしなというのはあったけど、7回、先頭(打者)だったんだけど、あそこ左も用意しとったから、おーん、2、3(番)と左が並ぶところでね、おーん。とにかくあそこまで投げてくれたらいうのはあった。後ろで、そら完全試合いうのはあったけど、3人で完全試合という方をね、優先したんや(笑)」

 ――あと村上に勝ち星がついていれば。
 「そうよね、まあでも、これは(村上に)勝ち星というより勝ち星よ、おーん。チームの中では勝ち星ついてるよ」

 ――最後勝ち切ったっていうところ。
 「そうよね、やっぱり大きいよな。ヤクルトの時と同じような展開になってな。結局ね、どっちも点取れんっていうかな。うん」

 ――勝ち切ったの大きいが先ほども言われたように打線がもっとというところ。
 「いや、それはもうなあ、もう1週間言うてるで。1週間言うてる」

 ――しっかり断ち切ってくれた。湯浅の存在っていうのも大きかった。
 「いやいや、まあ、追い越さんかったらな、まだ投げてなかったと思うけど、追い越して1点でもな追い越して湯浅行くがあれでな。いやまあ湯浅は先頭ちょっとヒット出たけど、まあ0点には抑えてくれるっていうかな。そういう信頼はある。湯浅に関してはね」

 ――佐藤輝もヒット1本打ってましたけど。
 「うん、1本だけやろ」

 ――佐藤輝があそこで、チャンスで打ってれば楽に。
 「あー9回か。まーそんなん言うてもしゃあない」

 ――今日は村上の好投が勝利に結ぶついたっていうのは、チーム一丸の大きい勝利だったと思うが。
 「いやいや、大きい大きい。それはもう全然大きいよ、勝ちは誰になったん?今日は岩崎か?チームの勝ち星は村上でええやろさ。当然やんそんなんな当たり前やん」

 ――坂本が凄く村上の良さを引き出してたかなと。
 「うん、もうプルペンからね、もう発揮しとったからね。もうそら 梅野にしても坂本にしても、村上が一番調子いいですって言うとった。だから安心して、リードしたんちゃう?」

 ――今後もローテで使える投手のメドがついたのが大きい。
 「そうやなあ。それは使わんとなあ。当たり前やん、そんなの。あんなピッチングして、使えへんことはないわ。明日の西純のほうが心配や。こないだのブルペンでもな、昨日のブルペンでも」

 ――こういう7回まで完全試合は初めて。
 「初めてやわ」

 ――長年。
 「ないないないない」

 ――どういう感じ。
 「どういう感じクソも1―0で勝ってるわと思っとった。そんなのお前。そんなん意識してないけど、お前なあ。あと2点ぐらいあったらな。行かしたかもわからん。3―0やったら。あとな。3―0やったら。たぶんもうな、ここはホームランとかあるから、ヒット打たれるかな。1点なんや…」

 ――球数のメド。
 「6回いってくれたらいいと思ってた。はっきり言うて。おーん。だからもう今日は村上、富田でいこかなと思ってたからな。7、8回ぐらいまで。佐々木朗希やったら投げさせとったけどな。1―0でもな。投げさすやろ。村上じゃ3―0じゃないと投げさせられない。そのへんは違うところ」

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