中日・石川昂 自身初2発!球団通算9000号&ダメ押し弾で天敵撃破 立浪監督「縁があるのか」

2023年07月12日 05:01

野球

中日・石川昂 自身初2発!球団通算9000号&ダメ押し弾で天敵撃破 立浪監督「縁があるのか」
<ヤ・中>試合後、球団通算9000号を放った石川昂はポーズを決める (撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   中日5-2ヤクルト ( 2023年7月11日    神宮 )】 球団の節目のアーチを描いたのは、次代を担う若き大砲だった。中日・石川昂が球団通算9000号となる先制の決勝7号ソロ&ダメ押し8号ソロ。自身初の1試合2発を放ちメモリアルを飾った。
 「意識はしていませんでしたが自分が節目の一本を打つことができて、うれしいです」

 球団史に残る一発に、ふさわしい痛烈な打球だった。0―0の2回1死無走者。サイスニードの初球、真ん中高め直球を強振。ライナー性の低弾道で左翼席へ突き刺し、「初球からという気持ちで、いたので打てたと思います」と振り返った。

 1リーグ時代の1936年5月17日、セネタース戦で前田喜代士が第1号を放ってから、88年の年月をかけて積み上げてきた大台。立浪監督は「節目の本塁打を打ったのが(石川)昂弥というのがね。縁があるのか。まだまだ修行段階ですので、引っ張っていけるようにね」と、さらなる飛躍を期待した。

 6回1死で細川が11号2ランを放ち9001号は譲ったが、この回の2死から再び豪打がサク裂。フルカウントからの6球目、サイスニードの低め直球を右中間へ運んだ。今季3戦3勝、初対戦の21年から無傷7連勝を許した天敵を初攻略した一撃にも価値がある。

 「2本打つことができて、チームが勝つことができて本当に良かったです」と淡々と語った。まだ22歳だが、主砲の風格が漂い始めた。 (湯澤 涼)

【データ】
 ○…中日は2回、石川昂の7号ソロで球団通算本塁打が9000号に到達した。10年巨人、19年西武、21年ソフトバンクに続く4球団目。1号は1リーグ時代の36年5月17日、セネタース戦(鳴海)で前田喜代士が記録した。

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