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専大松戸・中山 天国に届けたアーチ 亡き祖父“見守る”中、決勝2ラン「絶対に打ちたいと思って」

2023年07月12日 05:00

野球

専大松戸・中山 天国に届けたアーチ 亡き祖父“見守る”中、決勝2ラン「絶対に打ちたいと思って」
<専修松戸・検見川>初回、本塁打を放つ3番・中山(撮影:小渕 日向子) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権千葉大会2回戦   専大松戸10―1検見川 ( 2023年7月11日    ZOZOマリン )】 天国の祖父にささげる一発だ。「3番・遊撃」で出場した専大松戸の中山凱(がい=2年)が初回、左中間に先制2ラン。11安打10得点の7回コールド勝利に貢献して「大会前まで調子が上がらなかったので、“いい打球が打てればいい”と思った中での夏の初打席ホームランでした」と笑みがはじけた。
 昨年5月、祖父の清一郎さんが死去(享年84)。孫のプレーを見るのが一番の楽しみだったという。この日、祖母・征子さん(78)は清一郎さんの遺影を胸に抱えて応援し「この大舞台で見られて感無量です。(清一郎さんも)“よくやった”と褒めていると思います」と語った。

 中山は開会式の前日にも祖母の家を訪ね、祖父の遺影に手を合わせたという。以前から「おじいちゃんの前でホームランを打ったことがなかったので、絶対に打ちたいと思っていた」と話していた中山の一発はナインを活気づけた。

 チームはプロ注目の最速151キロ右腕・平野大地(3年)を温存して快勝発進。頂点まで突き進む。(小渕 日向子)

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