広島・小園 離脱・西川を思うV2号 「何とかカバーできるように。声をかけてもらったから」

2023年07月13日 06:05

野球

広島・小園 離脱・西川を思うV2号 「何とかカバーできるように。声をかけてもらったから」
<巨・広>5回、先制2ランを放ち雄叫びを上げる小園(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島2―0巨人 ( 2023年7月12日    東京D )】 広島・小園は離脱した先輩を思った。「チーム的に本当に痛い。一番打っている打者がいなくなる。何とかカバーできるように…。声をかけてもらったから」。広島へ戻る前の西川と球場で顔を合わせ「頑張れよ」と背中を押された。5回1死一塁で左腕グリフィンから先制&決勝2号。外角球に空振り三振した次の打席でも恐れず初球から振れたのは、託された思いもあったからだ。2回に2球見たナックルカーブを右中間席まで運んだ。
 「東洋さん(朝山打撃コーチ)に狙ってもいいじゃないか、と言われた。頭に入れて打席に立ち、しっかり振ることができた。森下さんが頑張っていた。この間は(5日阪神戦)打てなかったので、“今日、打ちます”と言っていた。打ったので良かった」

 約2カ月半の2軍暮らし経て4日に昇格。西川には先の中日3連戦中にも「引っ張りにいき過ぎ。逆方向へ」と助言された。“チーム4冠”の4番の代わりはできない。「一試合一試合しっかりやりたい」と集中した。7回無死一塁では中田翔の痛烈なゴロを好捕して併殺を完成。「いまは守備から貢献できたら…」と少しだけ胸を張った。3位を死守して球宴まで残り4試合。「(首脳陣には)思い切っていけ、と言われている。雰囲気はずっといい」。前半戦の不振を取り返すのは、これからだ。

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