オレゴン大・西田陸浮 MLBドラフトで日本人指名!Wソックス11巡目 加藤豪以来5人目

2023年07月13日 02:30

野球

オレゴン大・西田陸浮 MLBドラフトで日本人指名!Wソックス11巡目 加藤豪以来5人目
ホワイトソックスから11巡目で指名を受けたオレゴン大の西田陸浮内野手(手前右)=AP  Photo By AP
 大リーグのドラフト会議は11日(日本時間12日)、3日目がシアトルで開催され、オレゴン大の西田陸浮(りくう)内野手(22)がホワイトソックスから11巡目(全体329番目)で指名された。日本選手がMLBドラフトで指名されるのは13年の加藤豪将(現日本ハム)以来、5人目となった。
 佐々木主浩、斎藤隆、ダルビッシュ有と3人の大リーガーを輩出した宮城・東北高出身。20年の卒業後に渡米し、昨年秋に全米大学体育協会(NCAA)1部の強豪オレゴン大に編入した。1メートル68と小柄ながら俊足が武器で、大学での今季成績は63試合で打率・312、5本塁打、37打点。1番打者として大学新記録の25盗塁、67得点をマークした。

 内野は全て守れる器用さを持ち、東北では1年秋から公式戦に出場。3年時は副主将を務めた。2年時までの監督だった我妻敏氏(現東北福祉大コーチ)は「明るく、同級生や仲間からの信頼が非常に厚い選手でした」。進路指導で本人は「将来、経営者になりたい。語学留学のつもりで」と話していたといい「楽しみながら野球をすると思っていた。米国の水が合ったのでしょうが、ドラフト指名はびっくりです」と驚いていた。身長1メートル68は首位打者3度のアストロズ・アルテューベと同じ。小さな体で大きなドリームを追う。

 ◇西田 陸浮(にしだ・りくう)2001年(平13)5月6日生まれ、大阪府出身の22歳。東北では3年夏の宮城大会決勝の仙台育英戦に「3番・一塁」で出場。4打数2安打2打点も、チームは10―15で敗れて甲子園出場はならず。卒業後に渡米。マウントフッドコミュニティーカレッジから昨年秋にオレゴン大に編入。1メートル68、68キロ。右投げ左打ち。

 ≪適応能力高い≫西田は東北3年の9月、米国への野球留学を支援する「アスリートブランド」のセレクションに参加して合格。同ブランド代表の根本真吾氏は「彼は非常に適応能力が高く、アジャスト力がある」。俊足が武器だが、パワーもつけ今季は5本塁打を放った。本人からは「ホッとしました」と連絡が入ったといい、小柄な西田への指名に「夢を追う他の高校生は勇気づけられると思う」と話した。

 ▼日本ハム・加藤豪(ヤンキースに13年2巡目で指名され入団。西田について)日本から行って3年でドラフトされるというのは、もうありえないこと。自分のやりたいことをやってほしい。

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