巨人・戸郷 中5日で7回1失点も9勝目ならず 小園の打球を右スネに受けながら力投も援護なし

2023年07月13日 20:26

野球

巨人・戸郷 中5日で7回1失点も9勝目ならず 小園の打球を右スネに受けながら力投も援護なし
<巨・広>巨人先発の戸郷(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人―広島 ( 2023年7月13日    東京D )】 巨人の戸郷翔征投手(23)が今季2度目の中5日で広島戦(東京D)に先発登板。7回で7安打されながら1失点と粘投したが、またも打線の援護に恵まれず、両リーグ単独トップとなる今季9勝目を逃した。
 味方打線は4回に吉川の犠飛で先制したが、援護はこの1点だけ。そして、戸郷は1―0で迎えた6回、1死から3安打を集中されて1―1と追いつかれた。

 1―1で迎えた7回には先頭・小園の打球を右スネ外側付近に受け、投ゴロに打ち取ったものの、トレーナーに付き添われて一度はベンチ裏へ。その際には「イッテー!」という戸郷の声が中継を通じて響きわたり、痛みに顔もしかめていたが、治療後、小走りでマウンドに戻ってスタンドの拍手を浴びた。

 この回、2死から大盛に二塁打されたが、代打・田村を3球三振に仕留めて得点を許さず。ここまで109球の戸郷はその裏、2人目で回る打席に備えてすぐさまベンチでプロテクターを装着し、続投に備えていたが、阿波野投手チーフコーチに声をかけられ、ここで降板決定。代打・中島を送られた。

 この回、味方打線が得点すれば戸郷に勝利投手の権利が発生するところだったが、3番手右腕・栗林に3者凡退で無得点。戸郷の9勝目はなくなった。

 戸郷の投球内容は7回で打者27人に対して109球を投げ、7安打1失点。4三振を奪い、四死球なし、直球の最速は149キロだった。

 前回登板した7日のDeNA戦(東京D)では今季自己最多となる10奪三振で7回6安打2失点と好投したが、味方打線が相手先発左腕・今永に15三振するなど、球団ワーストタイの17三振を喫して1―2で敗れ、戸郷は80日ぶりとなる今季2敗目を喫していた。

 ▼戸郷 先制点をもらいながら粘り切れなかったことが悔やまれます。次に向けてしっかりと調整したいです。

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