コントロールにむらがある藤浪は、シーズン終盤の鍵を握る「Xファクター(未知の要因)」

2023年08月17日 09:12

野球

コントロールにむらがある藤浪は、シーズン終盤の鍵を握る「Xファクター(未知の要因)」
オリオールズ・藤浪(AP) Photo By AP
 大リーグ公式サイトが16日(日本時間17日)、オリオールズの藤浪晋太郎(29)はシーズン終盤の鍵を握る「Xファクター(未知の要因)」だと報じている。藤浪はボールに威力があるが、コントロールにむらがある。
 8月13日、マリナーズ戦の延長10回に登板。無死2塁で先頭打者ディラン・ムーアに3連続ボールを与えた。ジェームズ・マキャン捕手がマウンドに行く。「すごい球を持っているんだから、相手打者は誰もお前とは当たりたくない。ストライクを投げればピンチを脱せる」と励ました。藤浪は「うまく間を取ってくれた」と感謝。3連続ストライクでムーアを空振り三振に打ち取った。続く2者も抑え、5-3の勝利をもたらし、プロ初セーブをマークしている。この試合12球のうち9球が直球で99マイルから101・6マイルと速かった。だが藤浪の直球はこんなものではない。8月6日のメッツ戦では102・6マイルが出ている。問題はそれをストライクゾーンに投げられるかどうかだ。

 ブレンダン・ハイド監督は「ストライクを投げてくれれば、うちにとって大きな武器になる。見ての通り信じられないくらい素晴らしい球だ」と話している。藤浪のオリオールズでの成績はここまで11試合で防御率4・76。ストライク率50%以上の6試合の防御率は1・13、50%以下の5試合は13・50だ。オリオールズは今後大事な局面でもっと藤浪を起用したい。それができるようピッチングを安定させて欲しいと願っている。

 シーズン終盤の鍵を握る「Xファクター(未知の要因)」なのである。

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