【甲子園】履正社・福田幸之介　スクイズは「高めに外したんですけど…早い段階で仕掛けてきた」

2023年08月17日 11:03

野球

【甲子園】履正社・福田幸之介　スクイズは「高めに外したんですけど…早い段階で仕掛けてきた」 — ＜履正社・仙台育英＞　履正社2番手の福田（撮影・大森　寛明） Photo By スポニチ

【第105回全国高校野球選手権記念大会第11日3回戦履正社3－4仙台育英（ 2023年8月17日甲子園）】 2019年優勝の履正社（大阪）は昨年優勝の仙台育英（宮城）との“優勝校対決”に敗れ、4年ぶりのベスト8を逃した。

　2点を先制された直後の2回2死二塁から7番・小川輝（3年）の中前適時打、8番・只石琉人（3年）の右前適時打ですぐさま同点に追いついた。3回は先頭・西稜太（3年）が左前打で出塁すると、相手のミスもあり勝ち越した。

　ただ、3－3で迎えた8回、2番手・福田幸之介（3年）が先頭打者の二塁打から1死三塁のピンチを招くと、相手5番・尾形樹人（3年）にスクイズを決められ、これが決勝点となった。

　試合後、福田は「ランナーが三塁になってからスクイズがあると思ってたんですけど、思ったより早い段階で仕掛けてきたので意表を突かれた。もう少し並行カウントとかから仕掛けてくるかなと思ってました」と1ボールからのスクイズは予想外だったとし「バントの構えをしたので、高めに外したんですけど、尾形が上手く付いてきて当てられた」と悔しがった。

　先発した背番号1・増田壮（3年）と切磋琢磨しながら練習に励み、大阪大会決勝では大阪桐蔭に完封勝利。4年ぶりの全国制覇はならなかったものの「負けたけど、日本一のチーム」と仲間と過ごした日々に胸を張った。

　進路については「多田先生と相談して決めていきたい」と語るにとどめた。