【甲子園】創成館、8強ならず…奮闘のエース福盛、投げ合いに「幸せでした」

2023年08月17日 05:00

野球

【甲子園】創成館、8強ならず…奮闘のエース福盛、投げ合いに「幸せでした」
<創成館・沖縄尚学>力投する創成館・福盛(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会第10日 3回戦   創成館1-5沖縄尚学 ( 2023年8月16日    甲子園 )】 創成館(長崎)は沖縄尚学との九州対決に敗れ、夏初のベスト8は逃した。県勢としても3大会連続“3回戦の壁”に阻まれた。それでもエース、福盛大和投手(3年)は7回を5安打1失点と奮闘。「素晴らしいピッチャーと投げ合えて幸せでした」と東恩納と堂々と投げ合い晴れやかな表情だった。
 父は横浜、近鉄、楽天、米大リーグのレンジャーズでプレーした和男さん。「打線を線じゃなく、点で考えて」と助言された。130キロ台の直球とカーブの緩急を武器に翻弄(ほんろう)。稙田龍生監督は「いい意味で想定外のピッチングをしてくれた。素晴らしい」と目を細めた。

 名前の「大和」は母で元フジテレビアウナンサーの英恵さんが「(和男さんより)大きくなれ」と名付けた。アルプス席から観戦した和男さんは3年連続で宮崎大会決勝で敗れ、甲子園の土を踏めなかっただけに「十分、(大きく)なったんじゃないですか」とねぎらった。今後は大学に進学しプロ入りを目指す。福盛は「今後も憧れであり壁であると思っているので、父の姿を追い続けて、将来的に追い抜かせるように頑張りたい」と目を輝かせた。
   (杉浦 友樹)

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