巨人・菅野智之が40日ぶり白星の3勝目 球団史上8人目のセ5球団から20勝以上達成

2023年08月17日 21:24

野球

巨人・菅野智之が40日ぶり白星の3勝目 球団史上8人目のセ5球団から20勝以上達成
<中・巨>3回、満塁のピンチで石川昂を右飛に打ち取り、岸田(左)と笑顔でグータッチする菅野(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人2―0中日 ( 2023年8月17日    バンテリンD )】 巨人の菅野智之投手(33)が17日の中日戦(バンテリンドーム)で今季9度目の先発登板。6回1/3を投げ6安打無失点の好投で、7月8日以来、40日ぶりの白星となる3勝目を挙げた。
 3回に先頭の村松に中越え三塁打を浴び、無死三塁のピンチを迎えたが、松葉を投直に仕留める。さらに27試合連続安打中の岡林を一ゴロに。一塁手の中田の本塁への素早い送球で本塁をアウトにした。ここから2死満塁と再びピンチを迎えたが、石川昂を153キロ直球で右飛に抑えた。

 4回以降も走者を出しても連打を許さなかった。7回1死から安打と死球で1死一、二塁となったところで降板したが、2番手の高梨が岡林を捕邪飛、代打・ビシエド四球の後、満塁から宇佐見を右飛に抑えた。

 打線は4回に秋広の右前適時打、中田の中前適時打など4連打で2点を先制。5投手の継投で無失点に抑えた。

 菅野は前回8日の阪神戦(東京ドーム)では2回2/3を7安打5失点KO。15日の同戦に先発予定だったが、台風7号接近による交通機関への影響と観客の安全を考慮し、バンテリンドームの中日戦は中止。中8日の登板となったが「しっかり経験でカバーします」と話した通り、しっかりと修正した。菅野は7月8日のDeNA戦(東京D)で2勝目を挙げたが、以降は4試合で0勝3敗と3連敗中だった。

 この勝利で菅野は中日戦通算で20勝8敗となった。これで所属する巨人以外のセ・リーグ5球団すべて20勝以上となった。他4球団との対戦成績は対広島は23勝13敗、対DeNAは23勝9敗、対ヤクルトが22勝10敗、対阪神は20勝15敗、対広島は23勝13敗。セ5球団から20勝以上は巨人では史上8人目となった。

 ▼巨人・菅野 前回ふがいないピッチングだったので、とにかく立ち上がりだけ気を付けようと思って投げました(3回のピンチは)先頭バッターは不用意な球で打たれてしまったので。自分の心の中では1点OKという気持ちだったんですけど、うまく味方の守備にも助けられて0点に抑えられました。(4回の2点は)きのうもちょっと嫌な流れで負けてしまったので、何とか先制してくれてホッとしました。できればイニングを投げ切りたかったですけど、これが今、僕の現状だと思うので。あのイニングを任せてもらえるように、しっかり信頼をこれから勝ち取っていきたい。

おすすめテーマ

2023年08月17日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム