工藤公康氏 高校時代の東邦戦での死球流血から壮絶続投…槙原寛己氏「ハンカチ王子じゃん!」

2023年08月17日 21:26

野球

工藤公康氏 高校時代の東邦戦での死球流血から壮絶続投…槙原寛己氏「ハンカチ王子じゃん!」
工藤公康氏 Photo By スポニチ
 元ソフトバンク監督の工藤公康氏(60)が、槙原寛己氏(60)のYouTube「ミスターパーフェクト槙原」に出演。名古屋電気(現愛工大名電)3年時の死球で腫れた右目で投げ抜いた東邦戦を振り返った。
 高3夏の甲子園愛知大会の5回戦、東邦戦で工藤氏は右目付近に死球を受けて大流血した。

 治療で23分間の中断という事態となり、ベンチで診察した医者にも「すぐ病院に行った方がいい」と勧められた。

 大府高のエースで春夏連続の甲子園出場を狙っていた槙原氏はその試合をスタンドから観戦して「工藤はもう戻れない」と思ったという。

 工藤氏は「血が止まれば投げられるだろう」と続投を決意。血だらけのユニホームを着替えて再びマウンドへ。審判から特別にハンカチを使うことを許可され、腫れてふさがった右目をハンカチで開きながら何とかサインを見ていたという。

 槙原氏は「それハンカチ王子のハシりじゃん!」と冷やかしたが、投げ抜いた工藤氏は愛知大会を制し、甲子園の初戦・長崎西戦ではノーヒットノーランも達成する。

 同い年のライバルだった槙原氏は「あのとき感じたのは甲子園に対する気持ち。俺らにないものを出していた。勝てないと思った。すげえ執念だった」と、認めていた。
 

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