「新生」九国大付がコールド発進 楠城新監督の初陣を13安打13得点の猛打で飾る

2023年09月10日 07:00

野球

「新生」九国大付がコールド発進 楠城新監督の初陣を13安打13得点の猛打で飾る
<九州国際大付・小倉工>6打点の活躍だった九国大付・三宅 Photo By スポニチ
 【高校野球福岡県秋季大会2回戦   九国大付13ー0小倉工 ( 2023年9月9日    桃園 )】 高校野球の福岡県秋季大会2回戦が9日、北九州市の桃園球場などで行われた。今夏の甲子園に出場した九州国際大付が今秋初戦に臨み、小倉工に13―0の5回コールドで快勝した。8月下旬に就任した元楽天、ヤクルトの楠城祐介監督(39)が公式戦初采配を飾った。エースで新主将の田端竜也投手(2年)が先発し4回1安打無失点と好投した。
 2回までに8点を挙げるなど、13安打13得点の圧勝劇。今夏まで指揮を執った父の楠城徹監督から引き継いだ九州国際大付の楠城祐介監督の“色”が出たのは初回の攻撃だった。無死一塁で2番の宮崎雄大(2年)が犠打ではなく二塁打でチャンスを拡大させた。

 「父がもともとバントをやらないスタイルだったんですけど、この2年は多用していたところもあった。引き継いで父がやってきたスタイルを取り戻したい思いがあった」と積極的なタクトの理由を明かした。本来は4番という宮崎を攻撃的2番として起用してチャンスを拡大、3番の田端の中前適時打で先制して勢いに乗った。4番の三宅巧人(1年)が2回と5回にともに3ランを放つなど6打点と大暴れした。

 投げては今夏の甲子園でも先発し、新主将に就任した田端が4回1安打無失点。「コースを突けていてよかった。打線も初回から点も取れていたので、とてもいい発進ができたと思います」とうなずいた。

 次戦の相手は今夏の決勝の再戦となる東筑だ。楠城新監督は「北九州を代表する監督さんが率いるチームですから。またチャレンジさせてもらいます」と意気込んだ。まずはセンバツ出場。そして夏3連覇に向かって、若き指揮官とチームの挑戦が始まった。 (杉浦 友樹)

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