阪神・岡田監督語録 続投志願の伊藤将に「ほんならおまえ、勝負付けろって」、M5「片手になりましたね」

2023年09月10日 18:36

野球

阪神・岡田監督語録 続投志願の伊藤将に「ほんならおまえ、勝負付けろって」、M5「片手になりましたね」
<神・広>試合に勝利し、糸原とタッチする阪神・岡田監督(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神5ー1広島 ( 2023年9月10日    甲子園 )】 阪神は今季3度目の8連勝でマジックを5とした。代打・糸原が決勝打。先発の伊藤将は2年ぶり2度目の2桁勝利を挙げた。岡田監督と報道陣のやりとりは以下のとおり。
 <テレビ・インタビュー>
 ―追いかけてくる広島を相手に甲子園で3連勝。
 「ああ、そうみたいですね、何か(笑)」

 ―一昨日、昨日、今日と、阪神の力を出せた試合
 「今日はね、なかなか点を取れなかったですけど。ヒットも出ないような状況やったんですけど、今日はもうね、伊藤(将)も10勝がかかってるんで。まあ、同点でも9回も『いかしてくれ』って言うたんでね。だから、もう代打もいかんかった」

 ―7回の伊藤将の打席は見ていてドキッとした。
 「普通だったら、代打だけど、『最後までいかしてください』って言うから、もう、お前で決めて来いって言うたんや」

 ―伊藤将の気持ちを優先して?
「そうそうそう」

 ―九里に苦しめられていたが、エラーをきっかけに森下がタイムリーを打った。
 「そうですね。森下はどっちかというと、タイミングが合ってる方だったんですけどね。まあ追いついたことで、伊藤もまたスイッチが入ったと思うし。昨日、一昨日と2人(村上と大竹)に勝ち星が付いているんで、野手もね、何とか伊藤に勝ち星を―っていうのがあったですね。やっぱりね」

 ―伊藤を打席に送って、結果的にダブルプレーだったが、チームとしてはこたえなかった。
 「全然。まあ、1人アウトぐらいで良かったんですけどね。満塁で近本で良かったんだけど、ダブルプレーのアレはちょっとなかったけど」

 ―次の回は森下の申告敬遠のあとに、4,5番の後に代打糸原。
 「いやいや、あの回(7回)はカモフラージュで(糸原を)出したんだけど、残ってたんでね。(佐藤輝が)ノースリーかな?3ボールになった時に、糸原でいくって言ってましたけど」

 ―見事な打撃。
 「そうですね、本当にあまり出る機会が少ないですけど、やっぱり、いい時には打ちますね」

 ―2点差から4点差になってのリリーフ選択になった
 「2点だったら岩崎でしたけどね。4点になったからね、岩貞も空いていたし。最後にヒットが出て、すぐに岩崎も準備しましたよ。もう1人出たらね(前日と同じようにセーブが付く状況になる)」

 ―セ・リーグ全球団に勝ち越しが決まった。
 「まあ、いいことですね。いいことというか」

 ―マジック5。
 「片手なったですね(笑)まあね、次また甲子園で、相手も巨人だし、楽しみにね、ファンの皆さんも応援してもらいたいですね」

 <ペン取材>
 ―伊藤が最後までいかせてほしいというのは?
 「いやいや、あと1回で代わろうか言ってたんやけどな、最後までいかせてくださいって言うからな。ほんならおまえ、もう勝負付けろって言うて(笑い)。たまたま満塁になったけど、まあね、あそこ(7回1死満塁)で代打を送って、得点を挙げてたら伊藤が勝ち投手だけど、それは分からないから、自分で決めてこいって言うたよ」

 ―コーチを通じて伝えたのか?
 「いや、伊藤に直接言うた」

 ―結果ゲッツーだったが。
 「いやいや、次が1番からやったからな。(8回の守りは)向こうも打順的に下位だったんでね。(8回の攻撃は)ピッチャー代わると思ってだからね、九里もそのまま来て、もうだいぶへばってたみたいやから」

 ―3連戦で3人が2桁勝利を達成した。
 「伊藤が『一番、プレッシャーかかってました』って言っとったわ。(試合)終わってから。そらそうやろうな、若い2人が勝ってなあ。まあ、大竹は若ないのか。2人が初めて10勝したからな。伊藤は経験あると思うけど。まあ、先に2人が10勝を挙げたら、そらプレッシャーはかかると思うけどね」

 ―3人とも3連戦無四球。
 「よかったよな。本当に。そうやなあ。先発ゼロやもんなあ。たいしたもんやなあ。やっぱりコントロールいうことやな。3―2なっても、まあ、全然、(四球)出す気配がないもんね」

 ―8回の攻撃は四球をうまく絡めた。
 「まあ、何となく点が入りそうなイニング、打順ていうかな。で、九里も続投やったしな。本当に代えてくると思ったよ。キャッチボールもしてなかったからな、8回な」

 ―糸原は出番少ないが、ここぞで頼りになる。
 「右(投手)の時にはな、まあ糸原で、左の時は原口ってな、そら1番手やからなあ」

 ―この3人だけじゃなく投手陣全体が四球少ない。いつも四球で点を取ることは言われるが。
 「(野手の)そういうのを見てるから、1つのフォアボールが命取りっていうか、ヒットと一緒っていうな、そういう感覚はピッチャー陣が持ってるんじゃない?」

 ―改めて、この時期の大事な2位との直接対決で3連勝。
 「うん。3連勝するとは全然、思ってなかったよ。本当は1つ勝てばと思ってたからね、3連敗だけせんと。まあ、そんな(スペース)ないやろ。明日(11日)、新聞休みやろうから」

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