阪神・岡田監督してやったり 大竹先発&バスター変更ズバリ!! 油断せず「カウントダウンはまだやろ」

2023年09月10日 05:15

野球

阪神・岡田監督してやったり 大竹先発&バスター変更ズバリ!! 油断せず「カウントダウンはまだやろ」
<神・広>10勝目を挙げた大竹(右)とハイタッチをかわす阪神・岡田監督(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神5ー1広島 ( 2023年9月9日    甲子園 )】 9月の全勝継続は、阪神・岡田監督の読みが当たった結果だ。2回、1点を先制してなおも1死一、三塁で、打席には投手の大竹。当初は一塁走者だけを進める犠打を指示していたが、相手二遊間が併殺シフトよりも前に守る「中間守備」を敷いたことで、2ボールからバスターに切り替えた。
 その1球目は「(大竹が)サインをわかっていなかった」とバントの構えで見送ってストライク。次の球で、バスターからの適時二塁打が生まれた。

 「本当は2死二、三塁で近本でええと思ってたからな。バントの構えで(守備が)前に来たから、それでバスターに変えたんや。バスターやったらゲッツーにならんやんか。その守備隊形のおかげやろな、あのバスターは」

 青柳の登板を動かしてまで大竹を中9日でここに持ってきたのは、この試合前時点での広島戦5戦4勝の相性を買ったから。その起用が当たってマジックは一気に3減って7。これだけ強ければ、優勝に関連する記録にも期待が高まる。

 今後も阪神が勝ち続けて広島が負け続ければ最短Vは14日で、03年の9月15日を上回る球団最速Vの可能性を残す。さらに、残り19試合で12勝すれば88勝になり、03年と05年の87勝を超える球団のシーズン最多勝利にまで手が届く状況だ。

 リーグの大勢は決まりつつあるが、まだ確信するわけにはいかない。「カウントダウンはまだやろ。シングルでも、片手にならんと強くないもんな。ゴルフでも、(ハンディキャップ)8とか9は弱いよ」。慎重さと余裕を同居させながらの岡田節で報道陣を笑わせた。
(倉世古 洋平)

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