U18決勝直前に日本が猛抗議! 小林主将の脳しんとう復帰が認められず出場不可に「大変、疑問」

2023年09月10日 17:19

野球

U18決勝直前に日本が猛抗議! 小林主将の脳しんとう復帰が認められず出場不可に「大変、疑問」
小林の出場が認められなかったことを説明する日本の(左から)琴浦義浩ドクター、古谷純一高野連事務局次長、北村雅敏団長(撮影・河合 洋介) Photo By スポニチ
 【第31回WBSC U18ワールドカップ決勝   日本ー台湾 ( 2023年9月10日    台湾・台北 )】 高校日本代表は10日、同日の決勝・台湾戦で小林隼翔主将(3年=広陵)の出場が大会本部から認められなかったと発表した。
 小林は、3日米国戦の4回守備で左翼手の橋本航河(3年=仙台育英)と交錯し、地面に頭を打った。試合後に台北市内の病院で診察を受け、脳しんとうと診断を受けた。頭部検査のために3日から入院していたものの、6日には退院が認められてチームに再合流。小林は、「チームに貢献できるように、まずは体を動かすところから始めていきたいです」と意気込んでいた。

 脳しんとうの場合のNPB規約にならい、小林は交錯した翌日から6日間の復帰プログラムをこなしていた。7日の韓国戦からベンチ入りしていたものの出場機会はなく、10日の決勝での出場に向けて調整。しかし、決勝当日の朝に大会本部から小林の出場が認められないとの回答がチームに届いた。

 日本は北村雅敏団長、古谷純一日本高野連事務局次長、チームドクター琴浦義浩氏が取材に応じた。北村団長は「決定の根拠を求めたが“最終決定だ”ということで平行線で、メールでの回答も同様だった。大変疑問を感じている。ただし主催者であるWBSCの決定には従わなければいけない」と悔しさをにじませた。

 小林は主将で、正遊撃手かつ4番にも座るチームの中心選手。日本は主力を欠いて、決勝に臨むことになる。

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