オリックス・由伸 3連覇以上にすべて15勝以上で貢献なら45年ぶり8人目の快挙に

2023年09月12日 05:30

野球

オリックス・由伸 3連覇以上にすべて15勝以上で貢献なら45年ぶり8人目の快挙に
オリックス・山本 Photo By スポニチ
 【Weekly Data展望】先週末はオリックス・山本の歴史的快挙で球界が沸き立った。9日ロッテ戦で実に82年ぶりとなる2年連続ノーヒットノーランを成し遂げ、今季14勝目をマーク。最多勝争いで2位の宮城(オ)ら4人に4勝差をつけて、21年の18勝、昨年の15勝に次ぐ3年連続3度目のシーズン15勝に王手をかけた。
 3年以上連続15勝以上は、51~64年金田正一(国鉄)の14年連続を筆頭に過去61人(68度)が記録している。ただし、ドラフト制以降の入団選手(1年目が66年以降)となると15人(17度)まで減り、直近は07~09年のダルビッシュ有(日=現パドレス)。オリックスでは阪急時代の76~79年山田久志が最後だ。山本がもう1勝挙げれば球界では14年ぶり、球団では44年ぶりでオリックスとなって以降初の達成者になる。

 また、チームはマジックを10とし、V3が目前。3連覇以上にすべて15勝以上で貢献となれば、5連覇の38年秋~42年スタルヒン(巨)、3連覇の51~53年藤本英雄、別所毅彦(ともに巨)、柚木進(南海)、56~58年稲尾和久(西鉄)、57~59年藤田元司(巨)、76~78年山田久志に次ぎ45年ぶり8人目となる。突出した力で連覇を支えてきた山本が、また一つ久々の記録に名を連ねそうだ。 (記録課・志賀 喜幸)

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