阪神・岡田監督 どっちも気になる…虎フェニックスリーグ視察にCSチェック「やったなー、新井ちゃん」

2023年10月15日 05:15

野球

阪神・岡田監督 どっちも気になる…虎フェニックスリーグ視察にCSチェック「やったなー、新井ちゃん」
笑顔を見せる阪神・岡田監督(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 【フェニックス・リーグ   阪神1-2西武 ( 2023年10月14日    アイビー )】 阪神・岡田彰布監督(65)が14日、みやざきフェニックス・リーグの西武戦(アイビー)を視察した。この日から参戦した主力野手の動きをバックネット裏のブースでチェックすると同時に、タブレット端末でクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(S)第1戦の広島―DeNA戦を視聴。同点スクイズを決めた広島・新井貴浩監督(46)の采配に「やったなー、新井ちゃん」と感想を漏らしたほど、CSファイナルSを見据えた“偵察”のため他会場にも熱視線を送った。
 こっちも気になる。あっちも気になる。バックネット裏の監督室にいた岡田監督の視線は、ずいぶんせわしなかっただろう。目の前のグラウンドで西武と戦う自軍のメンバーの動きを追いながら、手元に置いたタブレット端末で、遠く離れた広島で開幕したCSファーストSに熱視線を送っていた。

 大山のソロによる1得点に終わった西武戦の後も、画面から離れなかった。広島が8回にスクイズで同点に追い付いたところで、小休止。報道陣の前に姿を見せて一通りの取材を受けた最後に、「両方見ていたよ。忙しい。やったなー、新井ちゃん、スクイズ」と、かつてタテジマのユニホームを着て監督と選手の間柄だった広島・新井監督の采配を称えた。「もうちょっと見てから帰る」と戻った監督室で9回終了までチェックし「後は帰ってからやな。タクシーの中で見るか」と残して去った。

 18日に甲子園で対戦するのは、広島かDeNAか。当初は生中継による映像での戦力分析に否定的だった。宮崎入りする前は「そんなん、見んでいい。(シーズン中戦ったことで)いっぱい見たがな」と、後々届くスコアラーの分析で十分という認識でいた。

 しかし、テレビ以外でも視聴できると球団関係者から聞かされたことで、前のめりになった。西武戦終了後にすぐにホテルに戻るはずだった予定を改め、熱戦だったCS同様、自らも延長戦に突入して球場に残って両チームを“偵察”した。

 自チームの収穫は、天候が心配された中、主力野手が4日のヤクルト戦(神宮)以来となる実戦ができたこと。6安打と湿ったバットには不問で、「今日打てんかったやつは明日1本でも出たら。気分良く甲子園に帰れると思う」と前を向いた。きょう15日も宮崎と広島ではこの日と同じ時間に試合が行われる。ポストシーズンを見据える指揮官にとっては、また忙しい一日になりそうだ。(倉世古 洋平)

おすすめテーマ

2023年10月15日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム