ソフトバンクが総力で挑む「26%」の可能性 CSファーストS、接戦でロッテ振り切り1勝1敗

2023年10月15日 21:22

野球

ソフトバンクが総力で挑む「26%」の可能性 CSファーストS、接戦でロッテ振り切り1勝1敗
CS1st<ロ・ソ>逆王手のソフトバンク藤本監督、先発の有原はナインを迎える(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ クライマックスシリーズ ファーストS第2戦   ソフトバンク3ー1ロッテ ( 2023年10月15日    ZOZOマリン )】 投打ともスキのない戦いでロッテを振り切り、対戦成績を1勝1敗の五分に戻した。
 打線は初回2死二塁、4番・近藤の中前打で先制。直後に同点に追いつかれたが、3回1死二塁から柳田のCS通算、歴代1位タイの31打点目となる左翼線二塁打で勝ち越し。さらに2死三塁から中村晃が中前打を放ち、この回2点を挙げて試合の主導権を握った。

 日本ハム時代の16年ファイナルS第3戦・ソフトバンク戦以来、7年ぶりのCS登板となった先発・有原が奮闘した。直球を軸に、カーブ、チェンジアップ、カットボール、ツーシームなど多彩な変化球を駆使し、持ち味の打たせて取る投球を徹底。

 4回には先頭のポランコを四球で出塁させたが、前日の試合で2本の適時打を放っている5番・安田をチェンジアップで一ゴロ併殺に仕留めるなど安定感を見せつけ、6回5安打1失点と確実に試合をつくった。

 「初回に先制してもらってすぐに追いつかれてしまったところは反省点ですが、全体的には粘り強く投げることができたし、良い投球だったと思います」

 レギュラーシーズンではロッテに対し、日本ハム時代の19年から8連勝中。今季も3戦全勝で防御率2.11だっただけに「好相性」を大一番でも証明した

 有原の後を受けたリリーフ陣も実力を発揮。藤井、松本、オスナとつなぎ、ロッテ打線の反撃を封じた。

 第1戦を落とし、負けられない試合をチームの総力でモノにした。セ・パのCSのファーストSで、1勝1敗の五分になったのは過去19度。追いついたチームの第3戦目は5勝14敗の勝率・263となっている。数字としては、いまだ不利な状況ではあるが、星を戻した勢いそのままに、総力でステージ突破を目指す。

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