落合博満氏 DeNA、CS敗退の一因は「心の油断じゃないですか」 無警戒の三盗に「残念ではある」

2023年10月15日 22:49

野球

落合博満氏 DeNA、CS敗退の一因は「心の油断じゃないですか」 無警戒の三盗に「残念ではある」
落合博満氏 Photo By スポニチ
 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が15日、NHK「サンデースポーツ」(日曜後9・50)に出演。セ・リーグのCSファーストステージでDeNAが0勝2敗で敗退した要因を分析した。
 番組ではシリーズのポイントとして第1戦の8回1死二塁からの、広島の攻撃を取り上げた。1―2と1点ビハインドの場面。代走で出場し、犠打で二塁に進んだニ走・羽月がDeNA先発・東が1番・菊池に投じた初球に三盗成功。完全にモーションを盗んだ形で、捕手・山本は三塁への送球すらできなかった。

 落合氏は「このケース、横浜(DeNA)のバッテリー、ベンチは何していたんだろうか、というようなことを言いたいですね」と切り出した。

 続けて「普通、初球はけん制から入りますよ。このケースは」と指摘。「それをベンチが指示しなかったのか、バッテリーがエアポケットに入ったような形で、バッター中心というふうに攻め方をしたのか、その辺が(チームの)中に入ってみないと分からないんでね」と首をひねった。

 DeNAは菊池にスクイズを決められ、この回に同点に追いつかれると、延長でサヨナラ負け。大事な初戦を落とした。「初球から走ってくるだろうとは思っていなかったんだろうと思います。ちょっとした心の油断じゃないですか」と推察。

 「これはベンチの采配ひとつですよ。投手が足上げるかどうかというときに(ニ走・羽月は)スタート切ってるでしょ。けん制が来ないことを確信のもとで走っている。何の指示もなかったのかなと、残念ではありますけどね」と結果的に大きくシリーズの流れを変えることになったワンプレーを分析した。

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