大阪桐蔭が逸材1年生の宝庫に 149キロ右腕中野が3回4K、103キロ巨漢・吉野は強烈一打

2023年11月03日 13:07

野球

大阪桐蔭が逸材1年生の宝庫に 149キロ右腕中野が3回4K、103キロ巨漢・吉野は強烈一打
<大阪桐蔭・京都国際>7回から登板する大阪桐蔭・中野(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 【高校野球秋季近畿大会準決勝   大阪桐蔭4―0京都国際 ( 2023年11月3日    シティ信金スタ )】 大阪桐蔭が京都国際を4―0で下して、決勝に進出した。
 1年生の躍動が決勝進出の原動力となった。3―0の7回から登板した最速149キロ右腕の中野大虎(1年)は、4奪三振で3回3安打無失点に抑えた。

 4奪三振のうち直球で3つの空振り三振を奪ったものの、「今日は決め球の直球に強さがなかった。自分の投球はできたけど、強さがなかった分、今日はダメだったと思います」と謙虚に振り返った。

 「5番・一塁」で今大会初先発した吉野颯真(1年)は、初回2死一塁で強烈な右前打を放って起用に応えた。

 吉野は1メートル90、103キロの巨漢一塁手。主に代打で起用されてきたものの、先発に抜てきされた一戦だった。

 1回戦と準々決勝では、最速151キロ右腕の森陽樹(はるき=1年)が力投。1年生が立て続けにアピールする姿に、西谷浩一監督は「前回は森が投げて、中野はメラメラと燃えていたと思う。中野は気持ちで投げる子で(制球に)バラつきはあるが、打者から見れば嫌だと思う。1年生なので荒々しく勝負してほしい。吉野は朝の打撃の調子が良かったので先発起用した。中軸を担える選手だと思うので大きく育ってほしい」と期待を込めた。

 ◇中野 大虎(なかの・だいと)2007年6月18日、大阪府和泉市出身の16歳。5歳でソフトボールを始め、小学6年から野球に転向して大阪泉州ボーイズで投手を務める。中学では浜寺ボーイズに所属。大阪桐蔭では今秋から背番号11でベンチ入り。50メートル走6秒3、遠投115メートル。1メートル80、81キロ。右投げ右打ち。

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