逆襲誓うオリ・ゴンザレス 日米シリーズ弾も「何の意味もない。打撃に関して振り返ることは何もない」

2023年11月03日 05:40

野球

逆襲誓うオリ・ゴンザレス 日米シリーズ弾も「何の意味もない。打撃に関して振り返ることは何もない」
<神・オ>4回に先制ソロを放ったゴンザレス(左は佐藤輝)(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【SMBC日本シリーズ2023第5戦   オリックス2ー6阪神 ( 2023年11月2日    甲子園 )】 虎ファンの大歓声をため息に変える一撃だった。4回2死からの第2打席。2ボール1ストライクからの4球目だ。相手左腕・大竹が投じた低めの直球を、ゴンザレスが完璧に捉えた。痛烈な大飛球は左中間スタンドに着弾。日本シリーズ1号となる先制弾でチームに流れを呼び込んだ。
 「試合が終わった今、大事なことは自分の成績より、チームの勝ちだと思っていますので。(本塁打も)何の意味もない。自分の打撃に関しては振り返ることは何もない」

 貴重な一打も結果的に空砲に終わり、表情は曇ったままだった。それでも攻守で存在感を発揮し、先発出場は3戦連続。代打出場した10月29日の第2戦から4戦連続安打だ。この夜は初のマルチ安打も記録。アストロズ時代の17年にはワールドシリーズ第2戦でドジャースの守護神ジャンセンから同点ソロを放った。ワールドシリーズと日本シリーズでともに本塁打を記録した選手は13年のジョーンズ(楽天)以来、史上5人目。実績十分の“ポストシーズン男”は逆襲を誓った。

 「4戦勝った方が勝ちなので、まだ生き残っているので、最後の4勝目を先に取れるように頑張ります」

 あす4日から決戦の舞台は京セラドームに移る。今季、球場別最多タイの4本塁打を誇る本拠地で巻き返す覚悟だ。崖っ縁でも助っ人はファイティングポーズを崩さない。

 ○…ゴンザレス(オ)が4回にシリーズ初本塁打。アストロズ時代の17年にはワールドシリーズで本塁打を放っており、日米のシリーズでともに本塁打は13年のジョーンズ(楽)以来5人目となった。

 ▽ゴンザレスのワールドシリーズ本塁打 アストロズ時代の17年10月25日、第2戦で1点を追う9回先頭でドジャースの守護神ジャンセンから同点ソロ。延長戦でワールドシリーズ新記録の5本塁打が飛び出す乱戦をアストロズが延長11回、7―6で勝利。同シリーズはアストロズが4勝3敗で制して世界一となった。

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