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日本生命4強 巨人ドラ5又木が圧巻6回ノーヒッ投 「チーム最優先」

2023年11月17日 17:20

野球

日本生命4強 巨人ドラ5又木が圧巻6回ノーヒッ投 「チーム最優先」
<JR四国・日本生命>雄たけびを上げながら力投する日本生命・又木(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【社会人野球日本選手権大会準々決勝   日本生命8―1JR四国 ( 2023年11月17日    京セラD )】 日本生命がJR四国を圧倒し、準優勝した19年以来4年ぶりの4強入りを果たした。
 アマチュア最後の全国舞台で、実力を誇示した。巨人からドラフト5位指名を受けた最速149キロ左腕の又木鉄平が、今大会チーム3試合目で初先発。6回無安打無失点、7奪三振の快投を演じ、4強入りに貢献した。

 「とにかくチームが勝つように、しか考えていなかった。とにかく1イニング1イニング、打者1人ずつを抑えていくという感じで投げました」

 この日最速148キロをマークし、コンスタントに140キロ台を計測した直球を主体に、JR四国打線を力でねじ伏せた。1、2回戦はいずれも中継ぎ登板だったが、満を持して準々決勝の先発マウンドに立ち、本領を発揮した。初回、5回にいずれも2死から四球を与えたものの、ともに難なく後続を断った。6回は圧巻の3者連続空振り三振。6回91球を投げ終わって無安打のまま、お役御免となった。これで今大会3試合計9回2/3を投げ、無失点を継続中だ。

 「そこはワガママにならず、チーム最優先ということで大会前から決めていたので。自分の仕事ができたのが良かったと思います」

 6回降板は、頂点に立つためだ。5回裏終了の時点で梶田茂生監督から交代の打診を受け、即座に応じた。達成なら大会史上5人目となる無安打無得点試合(完全試合1含む)も見えてきていたが、個人記録よりもチームを優先。何よりも欲するのは、「全国制覇」の4文字だ。そのためにも91球での降板を受け入れ、明日18日の準決勝、そして明後日19日の決勝に備えた。いずれも、ブルペン待機する構えだ。

 「1個ずつ勝ってきているので、それを変えずに、とにかく勝つために何をするかを最優先して、あと2つ勝てるようにやっていきたいと思います」と又木。8年ぶり4度目の頂点へ、あと2つだ。

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