広島・内田 紅白戦で人生初の満塁弾!!来春1軍C参加へ猛アピール

2023年11月17日 05:20

野球

広島・内田 紅白戦で人生初の満塁弾!!来春1軍C参加へ猛アピール
広島・内田 Photo By スポニチ
 【紅白戦   白組8―2紅組 ( 2023年11月16日    天福 )】 広島・内田湘大内野手(19)が16日、秋季キャンプ5度目の紅白戦で人生初の満塁アーチを放った。白組の「5番・三塁」で先発し、初回1死満塁で左翼芝生席に飛び込む完璧な一撃で存在感を示した。試合前に新井貴浩監督(46)から構えた際の目線を助言されて実践。さっそく結果を残し、来春の1軍キャンプ参加へ猛アピールした。
 内田は新井監督からアドバイスを受けた直後の紅白戦で“一発回答”した。初回1死満塁で玉村の内角直球を振り抜き、大きな弧を描いて左翼芝生席に着弾した。

 「(顔が)後ろに傾くぐらいをイメージして、最後まで球を見ることをイメージした。感触はよかった」

 直前のランチ特打後に「構える時に顔の角度を反るぐらいで」と助言された。秋季キャンプ第1クールに授かった「真っすぐ構える」「最後まで両手を離さずにバットを振り切る」という2つヒントに続き、今回は構えたときの目線について指導され、すぐに実践。人生初の満塁本塁打という形で成果が表れ、笑顔が浮かんだ。

 「本塁打もよかったけど、意識したことができたのが一番よかった。(打者として)監督のタイプと一緒だと思うし、そういう人からもらえる言葉は凄くありがたい。気にかけてもらっているんだなと思う」

 バックネット裏で見守った新井監督も「ナイスバッティングだった。振る力がついている」と評価。来春1軍キャンプへまた一つアピールした。

 1メートル83、88キロの体格を誇る未来の右の大砲候補。22年ドラフト2位で入団し、1年目の今季は2軍で土台づくりに励んだ。1メートル89の同じ右打者として通算2203安打、319本塁打の実績を残した新井監督の現役当時の映像を見たことがあり、直接教わることができる今秋の時間は来季飛躍への肥やしなる。

 「監督もどっちかと言うと、(体が)前に倒れていってしまうと言っていたので、同じ経験しているのだなと思い、より納得した」

 通じ合う感覚を大切にし、21日の打ち上げまで、より多くの極意吸収に意欲を燃やした。「来季の春は1軍で呼ばれるように、第4クールもアピールして頑張っていきたい」。当面の目標には来春キャンプの1軍参加を設定。期待の大器が覚醒へと歩み出した。
 (長谷川 凡記)

 ◇内田 湘大(うちだ・しょうだい)2004年(平16)9月22日生まれ、長野県出身の19歳。小海中時代は「西毛ボーイズ」に所属。利根商では1年夏からベンチ入りし、一塁手兼投手。3年夏の群馬大会は4強入りで甲子園出場なし。今季はウエスタン・リーグに87試合に出場して打率・163、0本塁打、22打点。1メートル83、88キロ。右投げ右打ち。

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