大谷翔平 史上初2度目の満票MVPに「特別なこと」 手術した右肘は「1回目より感じ的にはスムーズ」

2023年11月17日 08:34

野球

大谷翔平 史上初2度目の満票MVPに「特別なこと」 手術した右肘は「1回目より感じ的にはスムーズ」
大谷翔平 Photo By スポニチ
 エンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平投手(29)が16日(日本時間17日)、21年以来2度目となるア・リーグMVPに輝いた。日本選手の2度目の受賞は初の快挙となった。
 2度目の満票での受賞に「去年もちろん獲りたかったけど、ジャッジ選手が素晴らしかった。今年もシーガー選手、セミエン選手はワールドシリーズを優勝したように素晴らしい年だった。個人的に獲れて特別なことだと思います」と他選手を称えつつ、受賞を喜んだ。

 手術をした右肘については「ケガは順調で1回目(の手術)より感じ的にはスムーズにきてる感覚はあるので、スムーズに来季に入っていけるんじゃないかと思う。焦らずにやりたいなと思う反面、しっかり来シーズンに間に合わせてプレーしたい気持ちはあります」と笑顔で答えた。

 今季はシーズン終盤に右脇腹痛と右肘手術で離脱したが、打者として44本塁打で日本選手初の本塁打王に輝き、自身初の打率3割台となる・304、95打点。大リーグで最も重視される、出塁率と長打率を足した指標OPSは1・066で両リーグ断トツだった。投手でも10勝5敗、防御率3・14で、史上初の2年連続「2桁本塁打&2桁勝利」と比類なき数字を残した。

 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも投打二刀流の活躍で日本を3度目の優勝に導きMVPに輝いており、WBCとレギュラーシーズンの同一年のダブルMVP受賞も史上初めてとなった。

 受賞者を決める全米野球記者協会(BBWAA)の会員30人による投票は、プレーオフ前に実施された。最終候補入りしたシーガー、セミエン(ともにレンジャーズ)はチームののワールドシリーズ初制覇に貢献した印象が強く残るが、MVPの評価対象となるのはレギュラーシーズンの成績のみ。

 シーガーは打率・327で惜しくも首位打者を逃し、33本塁打、96打点。度重なる故障で出場試合数119は大谷の135を下回った。セミエンは全162試合に出場したものの打率・276、29本塁打、100打点とタイトル獲得とはならず、インパクトで大谷を上回れなかった。

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