阪神・近本は「進化」を続ける 3年連続GGは守備率10割のプレミア付き 浅いシフトで可能性広げた

2023年12月01日 05:15

野球

阪神・近本は「進化」を続ける 3年連続GGは守備率10割のプレミア付き 浅いシフトで可能性広げた
阪神・近本 Photo By スポニチ
 3年連続ゴールデングラブ受賞の阪神・近本は、過去2年との違いを感じていた。
 今季は、失策0を意味する守備率10割。両リーグ唯一の「パーフェクト」であり、捕球でも送球でもミスなく受賞したのは、セでは20年青木宣親(ヤクルト)以来だ。

 「外野手のエラー一つって、点に凄く絡むところなので。無失策できていたら、どこか怖さがある。芝が濡れていたらどう、雨が降ったらどう、風が吹いたらどうする、とより慎重になった部分があった。それが良いのか悪いのか分からないけど、守りのプレーをしている感じだった」

 今季は新しい挑戦をしたことも明かした。従来より浅く守った。

 「自分の可能性を信じて。後ろは大丈夫、捕れると思っていたので、それをやってみようという感じ」

 頭を越されない自信を背景にして、前に落ちる安打性の当たりを防ぐことに注力した。結果的に「ファインプレーが少ない」と自己採点は低くても、フェンス際の好捕は数知れない。「勝ち負けは(打撃よりも)守備が大事かな」。広い守備範囲で日本一に貢献した自負をのぞかせた。 (倉世古 洋平)

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