楽天・田中将大、安楽パワハラ問題を反省「率先して注意すべきであった…意識が甘かった」

2023年12月01日 15:08

野球

楽天・田中将大、安楽パワハラ問題を反省「率先して注意すべきであった…意識が甘かった」 — 楽天・田中将大 Photo By スポニチ

　楽天の田中将大投手（35）が1日、後輩選手へのパワーハラスメント（パワハラ）行為が訴えられていた安楽智大投手（27）について「意識が甘かった」と自身の責任についてコメントした。球団は11月30日、安楽を自由契約とすると発表。来季以降の契約を結ばない方針で、事実上の解雇となった。

　11月25日に後輩選手へのパワハラ疑惑が表面化。球団は25、26日に選手、スタッフら計137人に緊急アンケートを実施した。回答率は92％。約10人が被害を訴え、さらに約40人がパワハラの事実を見聞きしたと答えた。球場のロッカールームで後輩選手を逆立ちさせて下半身を露出させ、陰部に靴下をかぶせる、食事の誘いを断ると深夜にしつこく電話をかける迷惑行為や、罰金の名目での金銭の徴収、暴言を用いた人格否定などの数々。アンケートを受け、森井社長らが29日に安楽への事情聴取を行い、暴挙の数々をおおむね認めた。

　安楽のパワハラについては、チームメートら周囲の責任を追及する声もあった。

　この問題について、田中は「この度は皆様にご心配をおかけし、申し訳ございません」とチームメートとして謝罪。「ハラスメントは許されないことです」と主張した。

　その上で、「球団のみならず、自分もチームの年長者として、もっと後輩たちの様子に気を配り、気軽に相談され、問題があれば率先して注意すべきであった、意識が甘かったと反省しています」と反省。「今回の問題については各選手と球団がしっかり話をしていると聞いていますが、自分としてはもう一度チーム一丸となってペナントレースを戦っていくことのできるよう、また、ファンの皆さんに安心して応援していただくことのできるよう、できる限りの力を尽くしていく覚悟です」と記した。