高木豊氏「多忙っていうのは言い訳だよな」 契約更改で保留者の続く中日球団の「姿勢」に疑問符

2023年12月01日 20:45

野球

高木豊氏「多忙っていうのは言い訳だよな」 契約更改で保留者の続く中日球団の「姿勢」に疑問符
高木豊氏 Photo By スポニチ
 元横浜(現DeNA)、日本ハムで活躍した野球評論家の高木豊氏(65)が1日に自身のYouTubeチャンネルを更新。保留者が続く中日の契約更改について、持論を展開した。
 中日では、先月23日に小笠原慎之介投手が交渉に臨み、年俸6600万円(金額は推定)からのアップ提示にサインせず、保留第1号となった。その4日後の27日には、柳裕也投手がこちらも年俸1億800万円からの増額提示を保留。エース級2人がハンコを押さずに席を立つ波乱のスタートとなった。

 チャンネル内では、2人ともに早い時点で球団から「(契約更改前に)一度話をしよう」と言われながら、その後、音沙汰もなく、いきなり更改の場になった話を紹介。静かに経緯を聞いていた高木氏は、「多忙のため、会えなかった」と球団幹部が明かしたことを聞くと、「多忙っていうのは言い訳だよな。選手一番、ファーストでしょう」と憤慨したように話した。

 高木氏は続けて、下交渉の重要性を力説。「保留って(球団の)印象が悪いじゃない。それを避けるために下交渉をするから、向こう(球団)の方がしたがるんだけど」と前置きしたうえで、「選手が話をしたい、というのはうかがいしれるよね。普通に考えたら、どうやったら優勝できるとか、どうやったらチームが強くなるとか、そういう球団と選手の考え方を話し合うとか、そういうことなんだろうね」とプレーヤーサイドの心情を慮った。

 コミュニケーション不足が生んだ保留劇。高木氏は「球団の方は何を言われるのか、怖いのかも分からない」と推測しつつ、「契約更改の席って、いろんな意見交換をする唯一の場所なんだよね」と選手の気持ちになって、理解を示していた。

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